マクロスF
0812話
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ムが発射して背中へと着弾。その衝撃で動きが止まったその瞬間、ランツェ・カノーネをゼロ距離から発射して撃墜判定となる。
こうして近接戦闘の2機を撃破し、残るは4機。近距離での戦闘よりも、広範囲から囲んでの射撃戦を選択したのか、前後左右から放たれ続けるペイント弾にビーム、重力波砲。
それらの攻撃を4機の中心で踊るように回避しながら、反撃とばかりにこちらからも射撃を行う。
ファントムはそのままソードブレイカーの相手をしながら、押し込むようにしてアシュセイヴァーの方に。
他の3機相手には、ヒュドラのビーム砲、ランツェ・カノーネを2門、そしてT.T.キャノン。ただし、この最後のT.T.キャノンだけは念動力によってコントロール出来るので……
こちらの予想通り、大きく弧を描くようにして放たれたT.T.キャノンのビームは、オウカのヒュッケバインMk-Uの背後へと命中し、撃破判定。同時に、ファントムとソードブレイカーのやり取りもこちらに圧倒的に有利のままに進み続け、レーザーブレードやガン・レイピア、ハルバート・ランチャーを使って対抗しようとしたアシュセイヴァーはそのまま押し負けて撃墜判定を食らう。
これで残ったのはスレイのシャドウとコーネリアのラピエサージュの2機のみとなった。
「さて、ここまでくれば後はそっちも禄な戦術は採れない筈だな?」
呟き、そのままツイン・ドライブを全開にしながら重力波砲が飛んできた方向、即ちシャドウのいる方へと向かって突き進んで行くが……
予想のポイントに到着しつつも、そこに目標の姿は無い。
同時に、こちらへと放たれる攻撃を察知。T-LINKシステムによる機体制御で咄嗟に回避をしようとするが、演習システムが着弾と判定、右手が使用不可に陥る。
馬鹿な!? 確かに攻撃が当たったのはいいだろう。だが、右手が使用不可能になる程のダメージを受けるだと?
その光景に唖然としつつも、ともあれ敵がいる方向は理解したのでそちらへと向かい……最終的には、それから10分も経たずに俺の勝利が確定する事になる。
「どんな手段を使ったんだ?」
演習を終え、地上に降り立って真っ直ぐにコーネリアとスレイの下へと向かって尋ねる。
そんな俺を見て満足そうに頷いたコーネリアは、笑みを浮かべて口を開く。
「別に難しい話ではない。ラピエサージュとシャドウの攻撃の着弾をニーズヘッグの右腕に合わせただけだ」
「……なるほど」
言われてみれば納得出来る内容ではある。だが、それを実行する為にはお互いの息を完全に合わせ、着弾の瞬間すらもコンマ数秒前後程度にしなければならないだろう。それ以上に時間を掛ければ、バリアを貫ける程の威力を発揮出来ないだろうから。
それを考えれば、コーネリアの口から出た難
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