暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0812話
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何も問題はないだろう?」
「いや、あるだろ。……幾ら何でもそれは俺達を舐めすぎじゃないか? それでも……本気でやるのか?」

 ムウの言葉に無言で頷く。

「……だとさ。どうするんだ?」

 呆れたといった様子で尋ねるムウに、コーネリアは至極当然とばかりに頷く。

「勿論やるさ。実働班としてもアクセルを相手に一矢報いる機会を逃すのは惜しい。構わんな?」

 確認するようなコーネリアの問い掛けに、その場にいる全ての者が頷く。
 俺に対する思いは色々とあるのだろうが、それでもこのまま負けっ放しのままで演習が終わるというのは悔しかったのだろう。
 もっとも、それが悪いとは言わない。いや、寧ろ喜ぶべき事だろう。強いパイロットの条件というのは、基本的に負けん気が強いということなのだから。
 ……まぁ、時々例外的に気が弱いけど凄腕とかもいるんだが。

「話は決まったようだな。なら早速始めるか。ルールは先程までと同様でいいな?」
「ああ。……スティング、ちょっと来い」

 俺の言葉に頷き、コーネリアはスティングを呼んで演習開始の合図を行うように告げる。自分じゃ無くてスティングが選ばれた事にアウルが多少不満そうだったが、ステラも含めた3人の中でスティングが最も落ち着いていてリーダー格なのは事実だしな。
 ともあれニーズヘッグへと戻り、演習開始の位置へと戻る。
 敵の中で最も警戒するのは当然コーネリア。次点で近接戦闘特化のムラタといったところか。
 そして……それから5分程が経ち、一応念の為にと持ってこられていたエルアインスがビームを空中へと撃ち放ち、最後の模擬戦が開始される。
 演習開始の合図と共に真っ先に突っ込んできたのは、当然の如くトリニティゲイン。そしてヒュッケバインMk-V。一直線にこちらへと突っ込んできて、ある程度の距離を詰めたところで左右に分かれる。
 なるほど、挟み撃ちか。だが、俺がそれを大人しく受け入れるとは思ってないだろう?
 ヒュドラの先端からビームサーベルを展開させ、まずはトリニティゲインの方へと向かおうとしたところで……

「ちっ!」

 遠距離から放たれた幾つものビームや弾丸がこちらの動きを止めんと放たれた。
 しかもさすがにシャドウミラーの実働班、その狙いはほぼ全てが正確で、大きく外れるような軌道にはない。一見外れているように見える攻撃も、それは俺の回避行動を牽制する意味が込められている。
 少しでもスペースがあればそこに潜り込めばいいだけだが、そもそも回避スペースが存在しないように上手く連携がされていては、幾ら運動性や機動性が高いニーズヘッグと言えども回避するのは不可能だ。
 まぁ、精神コマンドを使えば問題は無いんだろうが。
 一瞬でそれらを頭の中で考えつつ、もっとも弾幕の薄い場
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