第短編話
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の司祭のようなコスプレをした店員NPCの姿もあり、まるで邪教の神殿のような様相を呈していた。……そして、その魔法陣の上には。
「……なんでこいつはずっと寝てるのよ……」
――見るに耐えない状態のキリトが放置されていた。ちょんまげにネコミミという謎の頭部、顔は黒色をバックに『肉』『浮気野郎』『爆ぜろ』などが赤く映し出されており、身体はロープでグルグル巻きにされていた。まるで睡眠薬でも盛られたのか――というくらいに、それでも寝ているのが、口の辺りに設置されたロウソクの火の揺らめき具合で分かる。
さらに近くには何の小道具か鞭まで置いてあるにもかかわらず、何故か尻に当たる部分に矢が刺さっていた。そして血――ペンキ――で『シリカ』とダイイングメッセージが書かれており、まったくもって死因が分からない。店内の雰囲気も合間って、まるで新興宗教の邪神への生け贄のようだ。
「まったく、何やってんのよアイツら……」
そう呆れながらも、リズはとりあえず記録結晶にて惨状を撮影する。決して面白かったから残したわけではなく、動かぬ証拠としてである……決して。あとはアスナにでも引き取ってもらおうかしら、とメッセージを打っていく。
「……しっかし、こんなもんどっから持って来たのかしら」
アスナにメッセージを打ち終わると、興味本位で近くにあった鞭を拾い上げた。試しに振ってみると、パシィンといい音をたてて床を傷つける。しまった、とリズが思った瞬間――勢いよく店のドアが開いた。
「すいませーん! お兄ちゃんお邪魔してませ……ん、か……?」
――さて、リーファの目には何が写ったのだろうか。
コメント:ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──のなべさん先生が、リズのイラストを書いていくださったので、(勝手に)お礼に書いた短編。春というお題のことだが、はてさて。
・PCN/名前
ショウキ/一条翔希
・性格
一見冷静沈着そうに見えるが、だだの見栄っ張り。一つの物事を深く考えすぎてしまう癖があり、心中では結構くだらないことを考えていたりする。敵の動きの観察など、良い面に作用することもあるが、考えすぎて行動が疎かになってしまう、という悪癖でもある。ナイスな展開じゃないか、に類する自分を鼓舞するための口癖を持つ。ゲームのことはよく知らない。
・種族
レプラコーン。鍛冶魔法の他にも初級の風魔法を習得している。
・戦闘方法
相手の隙を突くことを一番に考えて行動する。刀で切りかかると見せかけた蹴りや、縮地で視界から遠ざかる、ソードスキルを発動しない、刀のギミックなどで相手の予想を外して隙を突いて戦闘を運び、切れ味を高めた刀による会心の一撃を狙う。鍛えた反射神経と鋭い刀による切り払いを得意と
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