暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Guilty Player〜
第2話〜イノシシと出会いと〜
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知ってるプレイヤーのことだ。
「違うよ。僕は違う」
「なら俺と同じだな!ナギも教えてもらおうぜ!」
・・・陽気な人だな。あったかい・・・。
「えっと・・・ソードスキルなら使えるよ?細剣だけど」
「まじかよ・・・」
「誰だって使えるんだよ、ソードスキルは。ただ、クラインは飲み込みが遅い」
「ひっでぇな〜・・・キリトの教え方に問題があるんやろ」
「いや、ちゃんと教えてるだろ」
「「なぁ、ナギからも言ってくれよ」」
「「・・・・・・」」
・・・・なんなんだこの二人は。
「ま、まぁソードスキルは感覚だよ。あはは・・・」
クラインはん〜と少し唸って、
「なぁ、ナギ」
「なに?」
「フレンドなろうぜ?」
「・・・あ、うん、いいよ」
「ほら、キリトも」
「お、おう・・・」
なし崩し的にフレンドが二人で来てしまった・・・。
まぁ、いっか。
「それじゃぁ、僕はもう行くね。また」
「おう!またな〜!」
「じゃぁな、ナギ」
さて、時間は午後4時半。
確かチュートリアルは5時から。
だったらそれまでレベル上げしよっかな・・・。
「・・・・・・」
僕は目の前にいる五匹のイノシシを見て街に戻ろうか本気で悩んだ。



ゲームはどこまでいってもゲームである。
たとえ、何が起こっても。傷ついても、狂っても、死んだとしても。
それはゲームの中の出来事で、所詮ゲームでしか成し得ない出来事で。
でも、もし・・・もしも、それらが現実に反映するならば。
いや、したとしても、所詮はゲームである。
ゲームはどこまでいってもゲームなのだから。
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