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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
52 時計 silver and silver.
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ば文句はないだろうって。師匠が言ってた。
旋回、急上昇、急降下。空を飛べることってこんなにも楽しいんだね!私ドキドキする!
あ、師匠が手を振ってる。
私も片手でおもいっきり手を振った。そしたら、鳥とぶつかりそうになってヒヤヒヤした。
「あわわ!」
「気をつけるんだぞー魔理沙ー!」
ちょっとよそ見しちゃった。危ない危ない。
………………………………………
……………………………………
…………………………………
そしてその帰り道に事件は起こった。
さっそく一人で魔理沙が魔法の森を出ると、魔理沙は見覚えのある男性に出会った。
「ん?魔理沙ちゃん。こんなところで何してるんだい?」
「げ、肉屋のおじちゃん!」
その男性とは、人里で肉屋を営んでる男性だった。以前、美鈴が肉を買いに行った時に出会った人でもある。
魔理沙は非常に焦った。このままでは両親に魔法の森に通ってることがバレてしまう。それはなんとしてでも避けたかった。
「えぇっと…これはその……そう!ウサギを追いかけてたんだ!」
「へぇ…そうなんだ」
「そ、そう!だから」
「ご両親には見つけた時には遅かったって言っておくね?」
「そうそう、ありが……え?ってわぁ!!」
間一髪、魔理沙は男が繰り出した鋭い一撃を躱した。
男にはいつの間にか刀のような肉切り包丁を持っていた。
「あらら、躱されちゃった」
「お、おじちゃんなんで…」
「子どもばかり狙った殺人鬼って聞いたことない?あれ、俺なんだ」
突然の連続に魔理沙はすっかり腰を抜かしてしまった。
「な、なんで…そんなこと…」
「なんでって……肉を切るのが楽しいから、かな?」
その男性は歪んでいて、その歪みを目の当たりにした魔理沙はすっかり恐怖してしまった。
男は包丁を振りかぶった。
「じゃあね魔理沙ちゃん」
「嫌ぁああ!!!」
反射的に、魔理沙は最近覚えた攻撃魔法を、包丁が刺さるよりも早く放った。
耳をつんざくような爆発音と、のろしのように煙が上がった。
咄嗟のことで、しかも無我夢中に反撃した魔理沙は暫く混乱していた。
そして漸く、魔理沙の混乱は落ち着いた。
「し、死んでないよね…」
魔理沙の魔法で吹き飛んだ男は、爆発の衝撃で気絶しているようだった。
魔理沙は自分が殺人を犯してないことがわかると、どっと疲れがたまった。
そうして、その場にへたりこんでいると、爆発音を聞き付けた里の人がやって来た。
しかし、疲れがたまって混乱していたとしても、魔理沙は忘れていなかった。
「あ、バレた……」
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おまけっ!そのH
「紫様!起きてくださいー!」
「なぁに
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