九話:神父に会いました
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るよな?
でも、銃声は聞こえてこなかったよな……ということは―――
「その銃、もしかして音がしないような仕組みになっているのか?」
「あんれえ?バレちった?そうなのよ、この銃は音が聞こえない特別性なのよ。
だからみーんな避けれなくてサヨナラってわけ!勿論ちみもね!!」
「それはどうかな?」
フリードが放ってくる弾丸の群れを全て双剣で弾いて俺達から逸らす。
この程度なら造作もないな。
「はあ!なんですか、そのふざけた技はさあ!?」
「別に見てから動いても十分間に合うからな。
それにこの程度ならちょっと鍛えれば誰でも出来るんじゃないのか?」
実際、俺はエルを守る為にぶっつけ本番でやってみて出来たしな。
どこにでもいる駅のコックでもこれぐらいは普通習得しているよな?
え?俺が特別?………今は怪我をしたイッセーの方が先だよな。
「イッセー、立てるか?」
「痛ってえけど……お前ばかりに頼るわけにもいかないだろ」
「なら大丈夫だな」
歯を食いしばって立つイッセーに若干の安堵を感じつつフリードを睨みつける。
こうなったら、大技で一気に決めにいくか?
いや、それだと怪我したイッセーのフォローが難しいか。
それなら―――
「きゃあああああっ!?」
突如響き渡る甲高い悲鳴にその場にいる全員が振り返るとそこには
金髪が綺麗なシスターが立っていた。
「可愛い、悲鳴ありがとうございます、アーシアたん。そっか、そっかあ、アーシアたんはこの手の死体は初めてだったですねえ?ちょーど良かったです。じーっくりご覧になっちゃってください!!悪魔さんに魅入られるような糞人間さんはこんな風になるんですよお!!」
「そ…そんな……え?」
フリードの言葉に明らかに戸惑った様子の表情を浮かべていたアーシアだが
その目がふとこちらに向けられると、その目は驚愕で見開かれた。
「い、イッセーさん?…どうしてここに」
「あ、アーシアなのか?」
驚愕の表情を浮かべたままお互いを見合う両者……知り合いなのか?
そう言えばこの前道に迷っていたシスターを教会に案内したとか言ってたな。
もしかしてあの子がそうなのか?
「あれあれ?もしかしてシスターと悪魔の禁断の恋ですか?でも残念!シスターと悪魔の恋なんてダメ、ゼッタイってやつですよ!それに俺たちは神の加護から見放されたはぐれなんで?堕天使様の加護がなかったら生きていけないんですぜ?」
はぐれ?フリードはまさにはぐれって感じだけどあの子がはぐれっていうのは
何だか納得いかないな。……だって物凄い癒しオーラを放ってるんだもん。
見ただけで癒し系だと分かるあの子が悪い子な訳がない!
「まあそこの辺はどうでもいいんでえ……とにかく俺様、そこの悪
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