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鈴仙の生活日記
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鈴仙が銃を乱射する。
しかし妖夢はそれをいとも簡単に避けていく。

「くっ……」

当たらない。それどころか妖夢は余裕の笑みを浮かべている。
妖夢は斬りかかってくる様子もなく避けているだけだった。

「私を消したいんじゃ…?どうして攻撃してこないんです…?」

「そんな簡単に勝ったら面白くないでしょうに…ふふっ……」

いつでも勝てると言いたいのか…

「なに…?そんなに早く始末して欲しいの…?」

「…………」

私は答えずに銃を放ち続ける。
私はわかっていた。これ以上打つのが無駄だということも。
いくら撃っても当たらないということも。
私が求めているのはそんなことじゃない。妖夢に銃弾を当てたい訳じゃない。
私がしたいこと。それは…………


「妖夢を解放して………!!」


私のただひとつの願いだった。
もし銃弾が当たったとしても、私は撃てないだろう。
相手は妖夢だ……霊夢さんとかならともかく、私にはできない。

「妖夢を解放して…?泥棒に盗んだものを返せって言ってるようなものね。解放するわけ無いでしょう…?」

「……」

私は銃を放つのをやめた。

「あら。負けを認めるのかしら?」

「そうですね。これ以上やっても意味がありません。どうせ私はあなたには勝てないでしょうし…」

「私が始末するのには変わりないわよ?」

やはり元の妖夢には戻ってくれない。
そう考えていると。妖夢が私の目の前にいた。

「……」

無表情で白楼剣による斬り上げをしてくる。

「…っ!」

間一髪でそれを避ける、がしかし
妖夢は容赦なく斬り続けて行く。
斬り上げ、斬り下ろし、薙払いから三連突き。
様々な組み合わせによる多彩な攻撃を繰り出してきた。

(避けるのが精一杯…いや、よけられないかも…?)

そう考えている時の一瞬の隙を付かれ私は足払いを受けた。

「あっ………!」

「これで終わりだ…!」

妖夢は私に剣を突き立てようとする。
その瞬間だった。

目の前に誰かが来て剣を防ぎ私を庇ってくれた。

「危なかったぜ…様子がおかしいとは思ってたんだけどな…」
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