マクロスF
0811話
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つまり、念動力によって敵の位置を把握するのもそう難しくはない。
触感に近い第6感により、前方から拳を振り上げてプラズマ・バックラーを叩き込もうとしているシャドウが、右横からマグナム・ビークを振りかぶっているラピエサージュの姿を察知する。
挟み撃ちではなく、正面と右か。何か考えがあるのか、単純に時間を掛けて俺の視力が回復するのを嫌ったのか。
ともあれ、視力ではなく念動力で察知した2機の攻撃に対処する為にヒュドラを使って後方へと移動。同時にエナジーウィングから刃状のエネルギーを発射して弾幕を形成、追撃を防ぐ。それを察知したラピエサージュは一瞬の躊躇すらもなく後方へと大きく飛び退る。
まさか対応されるとは思ってなかったのだろう。それでも即座に行動を移せる辺りはさすがにコーネリアだ。
だが……それはコーネリアだからこそ出来た事であり、普通のパイロットを基準とすれば超一流であるが、シャドウミラー全体としてみれば中の下といったスレイは後退するのが一瞬遅れ、刃状のエネルギーがG・テリトリーに次々に着弾する。
演習のシステムが命中弾の多さからG・テリトリーを突破したと判断。装甲もこの至近距離から無数に攻撃を食らっては無事では済まないと判断して、撃墜扱いになる。
それを見てラピエサージュは一旦距離を……取らずに、そのまま間合いを詰めてくる。
この判断もさすがだ。射撃系の機体と言えるニーズヘッグとの射撃戦がどれ程に不利なのかを悟っているのだろう。
だが……それでも、まだ甘い。
右手のマグナム・ビークと左手のネオ・プラズマカッター。変則的な二刀流ともいえるその攻撃は、近接攻撃だけに特化したムラタとは比べるべくもなく……回避され、横を通り抜け様のエナジーウィングの一撃により、撃墜判定が出される事になる。
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