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転生とらぶる
マクロスF
0811話
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を動かす。
 勿論それだけでは無い。斬撃の嵐を体現している俺の隙を狙うように、あるいはムラタの危機を救う為に放たれるヒュッケバインMk-Uのフォトン・ライフルや、チャクラム・シューターの類も回避し、防ぎ、弾く。
 そんな状態での戦いが続いたのは数分。さすがにムラタと言えども、こちらの手数の多さには対応出来なくなってくる。
 向こうは2刀流に対して、こっちは10刀流……いや、アダマン・ハルパーは両腕で持ってるのを考えれば9刀流か? ともあれ、そんな状態での戦いだけに、次第にこちらの攻撃を防ぎきれなくなり……次の瞬間には右中央のヒュドラが振るったビームサーベルが袈裟懸けに振るわれ、五大剣もシシオウブレードも間に合わずに斬りつけられる。
 ビームの威力が最低限だった為に実際のダメージは無かったが、それでも演習のシステムは撃墜と判断して地上へと向かって降りていく。
 そして残るはオウカの操るヒュッケバインMk-Uが1機のみ。

「さて……オウカの実力はどれ程のものか、見せて貰おう!」

 叫び、そのままツイン・ドライブを全開にして真っ直ぐに突き進む。
 フォトン・ライフルを連射しながら牽制してくるが、その全てをエナジーウィングとヒュドラのスラスターを使って回避していく。
 全く攻撃が命中せずに間合いを詰められ、射撃武器では勝ち目が無いと判断したのだろう。ビームソードを抜き放ち、こちらを待ち受ける。
 だが、それに構わずに真っ直ぐに突っ込んでいき、向こうはタイミングを合わせてビームソードを振り被り……その瞬間、機体の頭部を下へと向け、そのツイン・ドライブを停止し、ヒュドラのスラスターを使って瞬時に速度を0にしながら、エナジーウィングを使って上昇、反転する。
 映像モニタに映し出されているのは、ヒュッケバインMk-Uの背中。
 そこにヒュドラの前方についているランツェ・カノーネ2門の砲門を接触させ……トリガーを引く。
 威力は殆ど無いが当然撃墜と記録され、第2戦は終了するのだった。





「むぅ……まだ力不足であったか。だが、次こそは負けぬ」
「さすがにアクセルさんですね。今の私ではまだ届かない程に遠い場所にいる。けど、いずれは……」

 トリニティゲインとヒュッケバインMk-Uから降りてきたムラタとオウカが、それぞれに呟く。
 ムラタは悔しげに、そしてオウカは残念そうながらも、どこか嬉しそうに。
 そんな2人へと向かい、俺もまた戦闘で感じた事を話す。

「2人とも間違いなく以前と比べて腕が上がっている。ムラタの近接攻撃はあそこまで持ち堪えられるとは思ってなかったし、オウカの遠距離からの射撃も中々に正確でタイミングも良かった」

 その言葉に2人ともが笑みを浮かべる。
 もっとも、同じ笑みでも獰猛な笑みと
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