第十八話 闇闘士の塔!女闇闘士の挑戦!!
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「ふふ・・・おかしくはないでしょう・・・あなた達にだって女性は居ますね・・・それに・・・要件は分かっているはずです!!」
女闇闘士が大河に詰め寄るとボディに拳を放った。
突然の奇襲を左腕で防ぐ大河は大きく吹き飛ばされるが受け身を取ると立ち上がった。
ファイティングポーズをとる大河に女闇闘士が襲い掛かったその時だった。
「風魔の里で好き勝手させねえぜ!」
気配を感じ取り大河の前に入った小次郎が木刀で女闇闘士の拳を防いだ。
「く!伝説の忍・・・風魔の小次郎・・・あなたが居るとなると少々分が悪いようですね」
そう判断する女闇闘士は一歩下がり要件をいう事にした。
騒ぎを聞きつけた小桃と霧也が並び立つ中、女闇闘士はある物を取り出し大河に投げつけた。
それは・・・
「これは・・・ミヨの服!?」
相棒でもある澪の服だった。
「てめら・・・澪を・・・どうした・・・応えろ!!」
猛虎の覇気をたぎらせながら叫ぶ大河に女闇闘士は答えた。
「ふふふ・・・彼女はあなたの女と見ました・・・その理由はあなたの為に・・・いえ・・・それは無粋なので言わないでおきましょう・・・彼女を助けたければ私たちの挑戦を受ける事です・・・その服は挑戦状代わりです」
「いいぜ・・・受けて立ってやる!」
「おっと・・・ここでやると言っていません」
拳を握り締める大河は・・・
「案内しろよ!!」
受けて立つべく女闇闘士に着いていこうとするが、小桃が止めた。
「待った!これもってき」
「え?」
小桃が大河に渡したのは着物だった。
「小桃」
「寒いよ?・・・私のお古だけど」
「ありがとう・・・小桃」
小桃に礼を言うと大河は再び女闇闘士に着いていくのであった。
女闇闘士についていく大河を見送る小次郎に思わず小桃が叫んだ。
「あんちゃん!良いの?虎二行っちゃうよ!」
途轍もなく不利な状況の大河の身を案じる小桃に小次郎は拳を握り締めて答えた。
「安心しろ小桃・・・俺は誰の命もとりこぼさねぇ・・・絶対にあいつを死なせねぇ」
そう言うと小次郎は小桃に背を向け歩み始める。
「あんちゃん?何処に?」
「ちょいと『あれ』を取ってくる」
「あんちゃん・・・もう一度『あれ』を?」
小次郎の行動に驚愕する小桃。だがその背は強い意志をはなっていたのだ。
すると入れ替わりに・・・
「あんだって!!澪ちゃんが奴らに捕まって虎が助けに行ったって!?」
誤解が解けたのか虎次郎に案内されて風魔の里を訪れた岩鉄はすぐさま助けに行こうとするのだが・・・
「ちょっと待て!落ち着けって冷静になれって!今のお前が行って
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ