第一部 学園都市篇
第3章 禁書目録
七月二十六日・夜:『屍毒の棘』U
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燥。それは、何故か……胸元の懐中時計、そこに嵌まる『輝く捻れ双角錐』から伝わるようで。
苛立ちにがなるフレンダ。その声色に不釣り合いな、ショゴスのニタニタ笑いの猫面を見詰め返して。
『オイラは────変態紳士だからニャアゴ』
同じく、嘲るようなニタニタ笑いの猫面の覆面で。戯けたまま、恭しいお辞儀の後で反転して走り去った性悪な猫面男。
そんな男を見送り、フレンダは。俯いて、ポツリと。
『はっ、バカバカしい……それでカッコつけてる気かっつーの』
唾棄するように吐き捨てて、最早一顧だにせずに。元から目指していた方へと、走り去っていった。
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