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FAIRY TAIL −大地の物語−
竜と戦姫 2
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とを巻き戻すならば『誰かがモンスター達を怒らせたのか、モンスター達の脅威となるものが現れた』と言うことだ。

しかし、ガリアは気づいていないのかまだ考えていた。

「ガリア・クライム、貴方はわからないようなので説明します。カモメーヌ殿の意見を鵜呑みにするならばモンスター達を怒らせたのには誰かいるかもしれないし、モンスター達が脅威となる誰かが現れたのかもしれない。つまり、どちらにしても第三者が関わった可能性があるという話です」

と自信満々に説明するスズハだったがガリアは何故か不満げにスズハを見つめていた。

「結局、根拠がないってことじゃねぇの?」

「確かにガリア・クライムの言った通り根拠なんてありません。しかし、先程よりは可能性が見えてきた。これだけではいけませんか?」

そう言われればガリアも言葉を飲む他ない。

「わかった。俺はスズハの第三者説には異論は唱えない。…けど、確かにそう言われれば辻褄が合うって気もする。確かめる価値はあると思う」

「そう言ってもらうとこちらとしても有り難いです」

スズハは先程見せたようにガリアに笑みを浮かべる。

それにガリアまたズキッとしたような胸に変な違和感を覚える。

ガリアは首を振り、少し赤めてた顔で、

「よ、ようし!そうと決まれば山の中へ探索といこうか!」

と空元気で腕を突き上げた。

カモメーヌ村長は終始微笑ましく見守っていた。
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