十話
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そんなのがあればもっと簡単に攻略できたでしょ!」
アスナがそういって握っている手を強める
「いやいや、団長には伝えたって!ていうか伝えなかったのにもいろいろと事情があるんだって!」
そういうと二人が団長を見るが視線に気づいたのか団長はこちらを見て含みのある笑顔だけ見して違うところに行ってしまった
(おいこら!部下のピンチだぞ、助けようとは思わんのかい!)
そう心の中で叫んでいると
「はあ、もういいわ」
そういいアスナは腕を放し俺がほっと息をついていると
「これからは週6日で迷宮探索に入ってもらうからね」
「ちょ!?」
「これでユニークスキルホルダーも団長とジン君で二人かね」
そう呟くアスナから視線を外しキリトを見るとキリトは慌てたように視線をどこかへやる
「あ〜あ、明日から憂鬱だな…」
「えっ、なんで?」
「まあ、すぐにわかるよ」
キリトは俺が言う意味が分かるようで苦笑いをした後、頑張れよとだけいって51層の扉へと向かった
後日俺が泊まった宿には俺のスキルを聞き出そうとさまざまなプレイヤーが訪れそこから抜け出すのも苦労を極めたため迷宮探索どころではなかった
しばらくして状況が落ち着きギルドに顔を出すと団長とアスナからお疲れといった顔を向けられるのだが…
「それはそれ、これはこれ」
といってアスナが探索の予定をメッセージで飛ばす
「おい!なんだよこれ、毎日参加ってどういうことだよ!」
「今回のボス攻略で死者がたくさん出ちゃって攻略が遅れてるの。だからジン君も協力しなさい」
(俗に言うブラック企業ってやつだろ…)
俺がゆっくりできるのはまだまだ先になりそうであった…
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