自分自身とも違っている
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刀を突き付けた先生
一言もしゃべってないと思ったらいつの間に・・・
あと説教されるようなことはなにも・・・と問いかけようとしたところで気づく
自分の口から血が流れていることに、いや、口だけではない
一度認識してしまえば嫌でも分かる
目、口、鼻、耳・・・至る所から血を流していた
興奮しすぎて分からなくなっていたようだ
「てめぇら・・・これで勝ったと思うな・・・ッ!!?」
再不斬の首に千本が突き刺さる
千本が降ってきた方向を見ればそこには、1人の仮面の少年がいた
カカシが倒れた再不斬の脈を調べているやめろお前がすんな
せめて先生にしてもらおうと手を伸ばすが体がふらついて立てない
ひざから崩れ落ち、イカリに受け止められた
「コン・・・っ今は休みなさい、良いな!?」
白い肌が青ざめている
そんなに、今のオレは酷いのだろうか
イカリに目を閉じさせられ、増血丸を食べてから身を預けると眠気が襲ってきた
次に目を覚ますと、見知らぬご婦人が顔を覗き込んでいた
どういうことだ?
周囲を見渡すと、布団に寝込んでいるカカシが見えた
・・・あぁ、タヅナ氏の家か
「・・・なんだか、病院でよく見る光景ですね」
先生を呼んでくると言って出て行ったご婦人、名前なんだったっけな
目があったのでカカシに話しかける
「・・・うん、やっぱり君、あのコン君だったんだね・・・」
「・・・酷いな、短期間で入退院を繰り返す三馬鹿患者にカウントされているのに」
「だって君、いつも呼吸器付けられてたりで素顔見たことなかったんだよ?」
「あんたもマスクしてるじゃないですか」
「「・・・」」
無言の睨みあい
きっと手足が動いたなら蹴りあいが始まっていただろう
「な、なんでお前らそんな雰囲気悪いんだ?」
おかゆを持ってきた先生が引いている
あぁ、お腹すいたな
「せんせーごはんっごはんっ」
かろうじて動く右手で布団を連打して催促する
「パンパン叩くんじゃない、行儀の悪い・・・
食べたくば私から奪い取れ!」
「大人げないよシナイちゃん!?」
頭上におかゆの入った土鍋を掲げられる
取れるかよ
「・・・ごはん・・・」
「・・・・・・・・・あ、あーん・・・」
「あーん」
(折れた・・・!あのガイのテンションにも折れないシナイちゃんが折れた・・・!)
後日、しおらしくすれば先生にお願いを叶えてもらえたとカカシから報告される
なんのこっちゃ
「(もっもっ)・
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