マクロスF
0810話
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-Vの背部に装備されているマルチコンテナから多数のマルチトレースミサイルが発射される。
T-LINKシステムによりジャマーを起動させてそれらを無効化すると、ミサイルの全てがあらぬ方向へと逸れていく。
だが、それはイザークとしても既に織り込み済みだったのだろう。何の動揺もなく……いや、この瞬間を待っていたとでもいうようにスラスターを全開にして、こちらとの距離を詰めてくる。
そんなイザークをフォローするようにムウのアシュセイヴァーがガン・レイピアを連射して援護。
連続して放たれるそのビームをヒュドラのスラスターを使って回避していく。
連携に関しては非常にスムーズだな。SEED世界で最初は敵として、そして最終的には味方として戦い、それ以降は同じ組織で訓練を重ねてきただけに、阿吽の呼吸と呼べる程に息が合っている。
……イザークの相棒といえばディアッカという意識があるだけに、この組み合わせはちょっと新鮮だ。
ともあれヒュドラのスラスターを使ってビームを回避しながらも、こちらに向かって突っ込んでくるヒュッケバインMk-Vから視線は外さない。
だからこそ、武器ラックからその武器を取り出したのを見逃すことは無かった。
柄から形成されるのはビーム、ヒュッケバインMk-Vの近接攻撃用の武器でもあるロシュセイバーだ。
ともあれニーズヘッグ目がけて振るわれたロシュセイバーを、T-LINKシステムを使ってコントロールした右側前方のヒュドラにビームサーベルを展開して防ぐ。
そのまま前方左側のヒュドラを操作し、ビーム砲を放とうとしたところで危険を察知したのか、テスラ・ドライブを使って後方へと下がっていく。
ヒュッケバインMk-Vを援護しようというのか、アシュセイヴァーから放たれたソードブレイカーがこちらへと向かってきた。確かにこの手の、ファンネル系とも言える武器は何も知らない相手には絶大な威力を発揮する。
……だが、俺にこの手の武器を使うの自殺行為でしかないぞ!
「ファントムッ!」
T-LINKシステムによる操作で後方2基のヒュドラから放たれたファントム16機がソードブレイカーへと向かって牙を剥く。
レーザー弾の中を泳ぐように回避しながら突き進み、ビームソードを展開してソードブレイカーへと突き立てる。
威力を極限まで低くしているので破壊される事はないが、触れたその時点で演習のシステム的に撃破されたと認識されて地上へと向かって落下していく。
だが、ソードブレイカーの自爆とすら言える攻撃は決して無駄では無かった。その隙を突いてイザークは完全にこちらと距離を取ったのだから。
そこからは、お互いに撃ち合いになる。ビーム、弾丸、レーザーといったものがお互いの間を行き交い、回避し、防ぎ、被弾する。
もっとも、この被
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