第十一章
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てくれたんだね」
「よくわかりました」
彼が知りたいことは、という意味であったがスタッフはそこまではとてもわからなかった。だがこれは致し方のないことであった。彼は剣人ではないのだから。
「それなら。やっぱり」
「やっぱり?」
「あっ、何でもないです」
とりあえずこのことは誤魔化す剣人だった。
「それは」
「そうなんだ」
「はい。どうも有り難うございました」
こう言って頭を下げる。
「おかげでためになりました」
「うん。それじゃあ最後の最後まで頑張ってね」
「はい」
こうして椿の意味を理解したのだった、そのうえでその最後の最後の撮影に挑んだ。ラストシーンは二人の結婚式だった。それが終わってから圭と二人並んで花束を受ける。こうしてドラマの撮影は終わったのだった。
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