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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第八話 小林中佐!!そんなのどうでもいいから女の子の水着だ!!その六

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「ですからこのことは」
「大丈夫です」
「ちゃんといけますから」
「安心して下さい」
「わかった、泳げるのならこの勝負もだな」
「受けて立ちますよ」
「そして勝ってみせます」
 笑顔で答える二人だった。
「それで今度はですね」
「今度注文するグラビアの人は」
「眞鍋かをりさんです」
「あの人にします」
「そうか、わかった」
 悪田部も頷く、そのうえで。
 二人にだ、こう言った。
「では勝ったらボーナスで頼むのだな」
「そうさせてもらいますね、今回はあの人で」
「あの人にお世話になります」
 どうお世話になるかは青春の秘密である。
「勝って」
「そのうえで」
「そうか、そしてその水泳だが」
 その勝負はというと。
「海でやる、浮力はプールより上だ」
「塩水ですからね」
「それだけにですね」
 身体が真水と比べて浮くのだ、このことは実はかなり重要である。
「そこを念頭に置いて」
「泳ぐんですね」
「そうだ、いいな」
 悪田部は二人に強い声で言う。
「そして泳いだ後はだ」
「ええ、眞鍋かをりさんですね」
「あの人のグラビアですね」
「随分あっさりとグラビア引退してもうかなり経ちますけれど」
「十年以上」
 尚デビューしてから暫くは水着グラビアばかりだった、こうした仕事はデビューしたてのアイドルの常である。
「いいスタイルでしたよね」
「胸とかもう健康的にはちきれそうで」
「無茶苦茶巨乳じゃないですけれど」
「いい形の大きさで」
「ウエストとかお尻もよくて」
「健康的な刺激がありますね」
「そしてそのグラビアをだな」
 また言う悪田部だった。
「楽しむのだな」
「はい、使わせてもらいます」
「あれこそれ頭の中で考えながら」
「他の人達に対してもですけれど」
「あの人にも」
「人は何故写真集やDVDを買うのか」
 悪田部はその目的について言い切った。
「言うまでもないな」
「はい、使う為です」
「楽しむ為です」
 二人の返事も決まっていた。
「それしかないですよね」
「もうそれこそ」
「それ以外にはですね」
「普通は買わないですね」
「まあそこの辺りは本人さん達もですよね」
「多分承知してますよね」
 自分の水着姿やそうしたコスプレが何故買われるのかはというのだ。
「やっぱり」
「あの人達にしても」
「そうかも知れない、だがそれはだ」
「あえて、ですよね」
「言わない約束ですね」
「無粋なことは言わないことだ」
 そのことは決して、というのだ。
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