―邪心経典―
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! 《ニトロ・ウォリアー》のレベルを1にし、チューニング!」
レベルを1から3の数値にする魔法カード《下降潮流》により、《ニトロ・ウォリアー》のレベルは1となり、俺のフィールドのモンスター全員がシンクロ召喚の態勢に入る。《メンタル・カウンセラー リリー》が魔法陣のような光の輪となり、その中にいた機械戦士たちが五つの光の魂となっていく。《メンタル・カウンセラー リリー》のレベルは3――併せて8レベルのシンクロ召喚を可能とする。
「集いし決意が拳となりて、荒ぶる巨神が大地を砕く。光さす道となれ! シンクロ召喚!」
シンクロ召喚するは新たな機械戦士。一際巨大な光が光の輪から発せられると、フィールド魔法《シャインスパーク》を破壊しながらフィールドに現れる。それも、《セブン・ソード・ウォリアー》のように綺麗に切り裂くのではなく、グシャグシャにして崩壊させるかのように。
「――現れろ! 《ギガンテック・ファイター》!」
大地を轟かせ荒ぶる巨神がシンクロ召喚され、《シャインスパーク》とスタジアムを衝撃波が襲う。溢れ出すほどのパワーを抑えることはなく、《ギガンテック・ファイター》はただ拳を振るう相手へと目を向ける。
「《ギガンテック・ファイター》の攻撃力は、墓地にいる戦士族モンスターの数×100ポイントアップする」
「100ポイント? ハハッ、その程度の数値じゃ《ワーム・ヴィクトリー》の足下にも及ばないじゃないか」
荒ぶる巨神の登場に驚いていた闇魔界の覇王が、その効果を聞いて少し冷静さを取り戻す。確かにワームの数×500ポイントの攻撃力となる、《ワーム・ヴィクトリー》の効果よりは上昇値が少ないかもしれないが……もちろん、これだけではない。
まるで幽霊のように、半透明の《メンタル・カウンセラー リリー》の姿が《ギガンテック・ファイター》の前に浮かび上がる。
「メンタル・カウンセラー リリーがシンクロ素材となった時、500ポイントのライフを払うことで、シンクロ召喚したモンスターの攻撃力を1000ポイントアップする!」
遊矢LP1800→1300
半透明の《メンタル・カウンセラー リリー》は、俺のライフポイントを変換して《ギガンテック・ファイター》にさらに力を与え、再び墓地に消滅していく。そこに《ギガンテック・ファイター》の効果により、墓地の戦士族モンスターの数×100ポイントの数値が加算され、《ギガンテック・ファイター》の最終的な攻撃力が決定される。
《ギガンテック・ファイター》の元々の攻撃力は2800、《メンタル・カウンセラー リリー》の効果によって1000ポイントアップし、墓地にいる戦士族モンスターは……8体。よって800ポイントの攻撃力アップとなり、最終的な攻撃力は――4600。《
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