暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―邪心経典―
[21/23]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
! 《ニトロ・ウォリアー》のレベルを1にし、チューニング!」

 レベルを1から3の数値にする魔法カード《下降潮流》により、《ニトロ・ウォリアー》のレベルは1となり、俺のフィールドのモンスター全員がシンクロ召喚の態勢に入る。《メンタル・カウンセラー リリー》が魔法陣のような光の輪となり、その中にいた機械戦士たちが五つの光の魂となっていく。《メンタル・カウンセラー リリー》のレベルは3――併せて8レベルのシンクロ召喚を可能とする。

「集いし決意が拳となりて、荒ぶる巨神が大地を砕く。光さす道となれ! シンクロ召喚!」

 シンクロ召喚するは新たな機械戦士。一際巨大な光が光の輪から発せられると、フィールド魔法《シャインスパーク》を破壊しながらフィールドに現れる。それも、《セブン・ソード・ウォリアー》のように綺麗に切り裂くのではなく、グシャグシャにして崩壊させるかのように。

「――現れろ! 《ギガンテック・ファイター》!」

 大地を轟かせ荒ぶる巨神がシンクロ召喚され、《シャインスパーク》とスタジアムを衝撃波が襲う。溢れ出すほどのパワーを抑えることはなく、《ギガンテック・ファイター》はただ拳を振るう相手へと目を向ける。

「《ギガンテック・ファイター》の攻撃力は、墓地にいる戦士族モンスターの数×100ポイントアップする」

「100ポイント? ハハッ、その程度の数値じゃ《ワーム・ヴィクトリー》の足下にも及ばないじゃないか」

 荒ぶる巨神の登場に驚いていた闇魔界の覇王が、その効果を聞いて少し冷静さを取り戻す。確かにワームの数×500ポイントの攻撃力となる、《ワーム・ヴィクトリー》の効果よりは上昇値が少ないかもしれないが……もちろん、これだけではない。

 まるで幽霊のように、半透明の《メンタル・カウンセラー リリー》の姿が《ギガンテック・ファイター》の前に浮かび上がる。

「メンタル・カウンセラー リリーがシンクロ素材となった時、500ポイントのライフを払うことで、シンクロ召喚したモンスターの攻撃力を1000ポイントアップする!」

遊矢LP1800→1300

 半透明の《メンタル・カウンセラー リリー》は、俺のライフポイントを変換して《ギガンテック・ファイター》にさらに力を与え、再び墓地に消滅していく。そこに《ギガンテック・ファイター》の効果により、墓地の戦士族モンスターの数×100ポイントの数値が加算され、《ギガンテック・ファイター》の最終的な攻撃力が決定される。

 《ギガンテック・ファイター》の元々の攻撃力は2800、《メンタル・カウンセラー リリー》の効果によって1000ポイントアップし、墓地にいる戦士族モンスターは……8体。よって800ポイントの攻撃力アップとなり、最終的な攻撃力は――4600。《
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ