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ロックマンX〜5つの希望〜
第四十七話 復活
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ク…また会えたなエックス』

エックス『貴様は…VAVA!!』

忘れもしない。
かつてのシグマの反乱とドップラー博士の事件にて、破壊の限りを尽くした強敵。
3人は一斉に武器を構えた。
しかしアクセルには見たこともない相手である。

アクセル『(誰?)』

ゼロ『元特A級ハンター…今は俺達の敵…お尋ね者のイレギュラーだ』

そのやり取りにVAVAは不敵な笑みを浮かべた。

VAVA『再びお前達と見(まみ)える時を待ち侘びたぞ……あの時の借りを今ここで返してやろう…』

VAVAのキャノン砲が戦いの火蓋を切って捨てたように激しい音を立てた。

ゼロ『ふん…ふざけるなよイレギュラーめ』

高みから降り立ったVAVAにセイバーの斬撃を繰り出す。
袈裟懸けに振った剣は、VAVAの装甲に激しい火花を上げた。
しかしVAVAは苦痛にのけ反るどころか、嘲るような笑みを浮かべていた。

ゼロ『なっ!!?』

愕然となりながら、ゼロはVAVAを見つめる。
渾身の一撃は、VAVAを倒すどころか、毛ほどのダメージを与えることすら出来なかった。
見開いた瞳に、狂戦士が嘲笑う顔が映る。

VAVA『フッ…お前も変わらないなゼロ。』

キャノン砲からエネルギー弾を放つ。
至近距離でまともに攻撃を受けたゼロは弓なりにのけ反り、卒倒した。

エックス『ゼロ!!』

呼び掛けた直後、エックスも同じ運命を辿る。
追尾式のエネルギー弾がエックスの腹部をしたたかに撃った。

アクセル『エックス!!』

瞳に怒りを宿し、アクセルがバレットを構えた。
VAVAは攻撃を止め、余裕の表情でアクセルを見据えた。

VAVA『そうだ坊や…撃ってみるがいい』

あまりに余裕。
アクセルはハラワタが煮え繰り返った。

アクセル『馬鹿にして…後悔しても知らないからな!!』

銃声を響かせ、すかさず撃ち続ける。
真正面を向き、全く隙だらけの相手にアクセルは容赦なくショットを当てる。
鳴り続ける銃声にこちらが耳鳴りを起こしそうだ。
しかし、VAVAには傷1つ付かない。

アクセル『そんな…どうして…何で効かないの!!?』

VAVA『力が違いすぎるだけだ。俺とお前達との…な。』

言いながら、VAVAは攻撃を返す。
青白い砲弾が、アクセルの胸に炸裂し、倒れ伏した。

VAVA『フン…拍子抜けだな…あの時俺を倒した奴がこんなザマとは…それとも俺が強くなり過ぎたのか?』

近くに転がっているゼロを踏み付ける。
ヘッドパーツがミシリ、と嫌な音を立てた。

アクセル『止めろ!!』

痛みから覚めたアクセルが高く叫んだ。
VAVAはアクセルに視線を遣ると、ほくそ笑む。

VAVA『
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