第十九話Road to Elysion〜決戦〜
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ておく。お前は勘違いをしているんだ。」
「……違う」
「お前のそれは過去への責任感だ。お前の本心なんかじゃないんじゃないか」
「…違う……違う!」
滅多に出さない大声で、俺の言葉を否定する。
その声は、いつもの声よりも幼く、小学生の時のあいつの声と何ら変わっていなかった。
いつも冷静沈着に振る舞っているのを見慣れたAのやつらがポカンとしているようだ。
そのことに笑いを誘われるだろうが俺の目線は翔子にのみ注がれる。
「……私の気持ちは勘違いなんかじゃない、だから…」
そこで言葉を区切ったあいつは、堂々と宣言する。
「……身を持って知ってもらう。私の気持ちを」
上段に構えたあいつは、決闘を申し込んできたかのように抜身の闘志をまざまざと見せつけてくる。
いいじゃないか、上等だ!!
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