九校戦編〈上〉
九校戦発足式
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「皆さま静粛にお願い致します、では左右にいる御方から紹介させて頂きます。男性の御方は七草家現当主七草弘一様、女性の御方は四葉家現当主四葉真夜様でございます。織斑一真様の隣にいらっしゃるのは蒼い翼本社副社長をしています青木雄一郎様でございます」
十師族現当主の者を紹介した瞬間に、静かになった後に蒼い翼の副社長を紹介したら七草会長達がいるところも大騒ぎとなった。そして俺が選手とエンジニアの間にいる事で不満が爆発しそうになったが、青木副社長にマイクを渡したのでマイクスタンドを用意した深雪であった。そして壇上の前で話始めたのだった。
「皆さんこうやって話すのは、実に入学式以来となりましょうか。私が来たのは他でもありません、ここにいる彼である織斑一真を九校戦メンバーに入れたのは蒼い翼特別推薦枠として入れた事です。これについては零達也社長がご推薦なられたのです、そしてここには零社長から織斑一真様に送られた手紙がここにあります。この手紙にはこう書かれております。『ここにいる織斑一真を国立魔法大学付属第一高校九校戦メンバーである選手兼エンジニアとして零達也本人が推薦する。なお今年から男女別となったので、一真だけは女子のところで競技をやる事。無論ハンデはあるがそれについては後程である』とね。その証拠に織斑一真様には我が社推薦枠として特別なジャケットを着ております。一見選手のジャケットのように見えますが、第一高校の紋章と共に6対12枚の銀翼である我が社のシンボルマークが見えるでしょう」
そう言った後に用意されていなかったが、四葉真夜が俺に徽章を付けたのだったので思わず深雪はそれは私の仕事ですと言っているような感じであった。まあそれはいいとして、徽章授与された後に俺達はエンジニア側の端っこにいた五十里先輩の横に整列した。四葉家と七草家当主と蒼い翼副社長が壇上から降りると、司会を返した蒼太達だった事で拍手喝采となった。観衆は罵声でも浴びせようと思ったらしいが、七草会長が拍手した事で1-Eのクラスメイト全員が拍手をした事と十師族の内二人も左右から観衆を見ていた。
「そこの一科生の諸君?もし我らの一真様にブーイングをしてみなさい、貴方たちごと潰すわよ?」
「僕達は十師族の者であり、織斑家を支え合っている者同士だ。同じ一年で二科生だけでブーイングはやめたまえ、その前に九校戦で見せる一真様の実力を見た後に言いたまえ。これは四葉と七草と九島の忠告である!」
四葉家と七草家の現当主がそう注意した後に、青い顔をした。四葉と七草だけではなく九島というのを出して忠告したからである。まあ現時点で十師族では頂点とも言われている四葉家と七草家だからなのかもしれないけど。俺のバックにはその他にもあるという事を知らしめた発足式だった。
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