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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
九校戦発足式
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は石も魔法も飛んでこないと思うけど、一真君のそのセリフは何か引っかかるな〜」

「俺の性格は分かっているだろうに、ま、発足式に全て分かるさ」

そんで四時限目終了後に、俺は指定された時間に講堂の舞台裏に行くと先に来ていた深雪と沙紀が待っていた。その後ホントは技術スタッフのユニフォームであるブルゾンを着るらしいが、俺は選手兼エンジニアという事は一部生徒である生徒会役員しか知らされてない。選手側のユニフォームはテーラード型スポーツジャケットを羽織っている会長がいたけど、その顔は何だかいつもの会長ではなかった。その理由はすぐに理解した。そこには零家関係者である四葉家現当主の四葉真夜と七草家現当主の七草弘一がいたためであるからだ。

「なるほどね、会長の緊迫した顔は真夜と弘一が来ているからか」

「一真君!いついたの?」

「さっき。それより・・・・よう真夜に弘一。お前らが来てくれて助かるぜ!」

と言いながら、俺は二人がいるところに行って手を挙げて挨拶する俺だった。そして真夜の手には零達也の手紙を持っているから、その手紙を全校生徒に発表するという事なのね。選手兼エンジニアだからなのか、選手とエンジニアの専用服はないので蒼い翼が特別に作らせたジャケットを蒼い翼関連の服を作る会社に頼んだオリジナルのを持ってきた青木副社長。

「これが特別に作らせたジャケットでございます、無論第一高校の紋章を付けていますが左右の肩の辺りには蒼い翼のシンボルマークである6対12枚の銀の翼が刺繍されております。これについては、我が社特別推薦枠の者だけが着れるモノです。九校戦発足時から蒼い翼特別推薦枠を取った者には、その証としてこのジャケットを着るのですが生憎今まで特別推薦枠に値する人間がいなかったのでこれを知る者は九校戦大会委員と我が社だけです」

「これが幻と言われたジャケットかぁー、今まで出なかったのは当然と言えば当然よね」

「これが証と言われても全校生徒は知らないからね、だから僕たちが来た訳なのさ。今回は僕の妻としてではなく、四葉家当主としてだから納得はいくけどねー」

そう言ってジャケットを羽織った後に、俺達は最後のエンジニアがバッチを付け終てからが出番である。今回は講堂で選手とエンジニアが立つ壇上ではなく、空間の中で待機となっている。司会進行する会長でも知らない台本が存在するが、それがいつなのかで喚いていた会長であった。どこで出てくるかは、選手とエンジニアとの間に突如出現するとだけ言っといてから俺達は空間切断先にある異空間の一室で待機となった。空間に入って行った青木副社長と四葉真夜と七草弘一と蒼い翼製のジャケットを羽織った俺は、始まるまでコーヒーでも飲みながら発足式が始まる時間まで待った。

「そういえば深雪は制服のままだったが、ジャ
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