キルヒアイス家のクララさん
[8]前話 前書き
何時の頃からだろうか、自分が前世の記憶を思い出したのは・・・・・・
そう、あれは基礎学校に入学し半年が経ったとき、買い物途中に車に撥ねられて過去の記憶を呼び覚ましたのだった。私は21世紀の日本で生活していたオタクOL所謂腐女子だったのだ・・・・・・
記憶が戻ったというか、現在の記憶に過去記憶が混じったという事なのだろうけど、あやふやでボーッとした意識のせいで慌てふためく事がなかったことは奇跡と言えよう。何故なら国の名前が銀河帝国で、帝国暦なる暦を使う場所であり、住んでいる所がオーディンで、入院した病院がジークリンデ記念病院だったのだから。
そして目を覚ました私を心配そうに見つめる両親と兄・・・・・・いや両親は良いんだ赤毛だけど・・・・・・けど兄の顔が赤毛でタラコ唇・・・・・・
「貴方クラウディアが目を覚ましたわ」
「おお、お父さんだぞ判るか?」
「クララは大丈夫なの?」
「ジークフリード、大丈夫よ」
「ああ、先生も奇跡だと仰っているからね」
「良かった、クララ早く良くなるんだよ」
こうして1ヶ月ほど入院した私は暫く自宅養生をしてから学校へ復学したのだが、前回のことが有ってから兄が甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるのだが、次第に記憶がハッキリしてくるととんでも無い事が判ったのである。
そう、私の名前はクラウディア・キルヒイアイス、父は司法省下級官吏で蘭栽培と黒ビールが趣味、母は専業主婦、そして兄の名前はジークフリード・キルヒアイス・・・・・・私の2歳年上で今8歳の赤毛の少年・・・・・・そして今年は帝国暦476年3月・・・・・・銀英伝の世界に転生し、その上原作上出てこないジークフリード・キルヒアイスの妹とに成っていたのである!
マジ勘弁・・・・・・
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