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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
サイコフレーム
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用のブレードだ。

「わざわざ近寄ってくるとはな。接近する手間が省けた」

「何!?」

ビームサーベルを発振、ブレードごと接近してきた1機を切り裂く。

リミッターを外したビームサーベルはラファールを一撃の下に戦闘不能にし、強制解除させる。

「死ね」

ラファールが解除された生身をビームサーベルで袈裟斬りにした。

切断面が蒸発しているため、血は出ない。周囲に肉の焼ける匂いが漂う。

「貴様ぁ!」

激昂したもう1機がアサルトライフルを乱射しながら接近してきた。

さて、こいつは捕まえて拷問にでもかけてやるか。

スラスターを噴射して背後に回り込み、メガマシンキャノンでスラスターを破壊、機動力を奪う。

続いて炸裂ボルトに換装し動けないラファールに高圧電流を流す。

ISが解除された瞬間に電流を一度止め、出力をスタンガン並に落としてもう一度電流を流す。

「ぐがあぁぁぁ」

20秒ほどで搭乗者は失禁しながら、気を失った。

こいつからどれほど情報が引き出せるか…。

「俺だ。目標を殲滅、捕虜を一匹確保した」

『了解しました。ただちに尋問の用意をします』

「ああ。で、こいつだが拷問にかけても構わん。所詮はテロリストだ。国籍などあったものじゃない」

『はい。尋問班にはそのように伝えておきます』

あの女はいなかったか…。つまらんな。

「では俺は学園に戻る。後処理を頼んだ」

『はい。ごくろうさまでした』

ファントムタスクめ…何を考えている…

上のフロアから父さんが降りてきた。

「和也、無事だったか?」

「ああ。この程度の相手に苦戦する俺じゃないさ。それよりも社員に死人は出てないか?」

「軽傷の者が何人かいるが、重傷、死人はいない。お前のおかげだ」

「そうか…。よかった」

「それにしても、テロリストどもが随分暴れたようだな」

ファントムタスクの攻撃により、研究室のいくつかとオフィス数ヶ所、会議室2部屋が大きな損害を出していた。

「ああ。いくつかのフロアは大規模な修理がいるな」

「まぁいい。ものは壊れても作り直せる」

「そうだな」

「よし、じゃあお前は学園に戻れ。あとは私たち大人の仕事だ」

「わかった。それじゃあ帰るよ。元気でな、父さん」

俺と入れ違いで警備員(実質的に社の私兵)が入ってきて、捕虜を拘束し連れていった。これから尋問が始まるのだろう。

エレベーターで1階まで降りて社を出る。出ると送迎車が停まっている。俺はそれに乗りIS学園に帰った。

寮の自室に戻ったのが17:30。出たのが12:40だったから向こうにいたのは実質2時間半ほどか。

「和也くん、おかえり
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