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鈴仙の生活日記
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「休み…ですか…?」

あまりに突然なことで私は聞き返してしまった。
休み、なんて何時ぶりだろう…

「最近は優曇華よく頑張ってくれてるから…たまには休暇を、と思ってね。」

永琳は笑いながら鈴仙に言った。
それに対し鈴仙は、

「ありがとうございます…♪」

と言い、笑顔で部屋を出ていった。
鈴仙は出かける準備をした。

                〜2日後 休み1日目〜
(……どこへ向かえばいいのやら…)

鈴仙は心の中でそんなことを思いつつ竹林を進んでいく。
てゐの罠を避けながら。

(私が出かけると聞いて急いで仕掛けたものだろう…てゐにしては分かりやすい罠だな…)

てゐの罠はいつもはこんなに分かりやすい物じゃない。
よほど急いでいたんだろう。
そんなにもして私を罠にかけたいんだろうか?

「はぁ…」

ようやく竹林を抜け一息つく鈴仙。

「何処へ行こう…」

竹林の中を超えてもどこへ行こうかなんて、考えはまとまらなかった。

そんなことを考えていると遠くの方に妖夢が通るのが見えた。
鈴仙は声をかけた

「おーい…妖夢〜!」

敬語を使わないで話せる、数少ない仲間だ。
邪魔でなければ付いていこうと思っていた。
……しかし、この日の妖夢は何かが違った。
いや、妖夢ではなかった。

私は駆け寄り妖夢に声をかけた。

「ねえ妖夢?何処へ行くの?」

「…………誰…?」

「え?」

妖夢は、私の顔を見てそういった。
記憶喪失…というのなら真っ先に永遠亭に来ているはずだ。

「…用がないなら去ってもらえる?それとも消える?」

…………妖夢じゃない。

「貴方は誰ですか…?」

「人に聞くときは自分から名乗るのが礼儀よ。」

「…………鈴仙・優曇華院・イナバです。」

「ああ……永遠亭の玉兎ね。」

妖夢…一体どうしたんだろう…

「私の名前は…夜弥。一時的にこの剣士の体を借りてるわ…」

「……! 妖夢は…無事なんですか…?」

「さあね…それはそうと……私のことを知ってしまった以上…始末するわ。」

「そっちから言ってきたんでしょうに…!」

私はそう思いつつ臨戦態勢を取った。
静寂が流れる。
勝負はいきなり鈴仙が銃を撃ったことで始まった。
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