暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
信頼を強めることは出来ない
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(あいつ俺等以外にもセリフ言ってやがった!?)(近年稀にみるアホだ!?)(やっぱりあいつ中二病
じゃねーか!)


七班は老人?タヅナを囲み、その後ろをカカシがついて歩く

オレたち六班はカカシの後ろをついて行く

どうせ目的地は波の国、先生も追いついてくるだろう

生徒を置いてどっか行った先生が悪い

カカシは本を・・・イチャパラを読みながら語ってくる


「木の葉の歩く名言集、または名言のまじらずとビンゴブックに記される、ある意味伝説のくのいち
 
 外交専門の特別上忍として各国を渡り歩き、長期任務を数多く遂行してきた
 
 彼女の一言一言が数多の人間の心を打ち、とある戦を終結させたとも、暴君を改心させたとも言われる
 
 中でも有名な話は彼女のアカデミー時代、火影縁の人間を誘拐した他里の上忍を一喝し、殺されかけながらも救出したという逸話だ」


「アカデミー生が・・・上忍と!?」


七班がざわめき出す


(木の葉創設時代に生きてた人だから・・・戦えたのかな)


「それと、忍びとしては珍しいほどの外交上手で?
 木の葉への支援金の3割は彼女が大名と交渉して手に入れたものなのさ
 戦忍と比べると力は弱いが、優秀な支援系忍者だ
 何よりその言葉に共感、感心する敵の多いこと・・・木の葉のくのいちと問われると彼女の名が挙がるものだ」


「3割も・・・本当にすごいくのいちなのね・・・」「いいなーコンの担当」


(なんだか・・・)


(名前だけ1人歩きしてるような・・・?)


「それで、カカシ上忍とシナイちゃんの関係は?」


ちゃん付けを定着させる気だなイカリ


「んー・・・オレの、自称ライバルの班員でね彼女
 いつも突っかかってくるソイツを回収してくれててね・・・」


(((ガイのことか)))


あの青春男と班だったのか・・・

・・・うん、名言使ったら喜びそうな男だな


「昔馴染み?なんだろ・・・最初はアカデミーの件もあってシナイさんって呼んでたんだけど
 距離を感じるって言われてからシナイちゃんだね」


カカシの中でも立ち位置が定まっていないらしい


「ただいまー」


何やら脇に忍らしき男2人抱えて帰ってきた先生・・・いや


「おかえりシナイちゃん」


ちゃん付けを定着させることにする


「26にもなってちゃん付けは嫌!!」


「こうなったコンは止められませんぜ先生よー」

「ところで、そちらの方々は・・・」


「なんか水たまりに化けてたから捕まえて吐かせてみました
 ガトーの手の者らしい」


鬼、兄弟か・・・


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