第8話 二人の鬼、出会いを語る
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
見るのかにゃ〜?」
「お前のその恰好が胡散臭いからだ」
「そんな喋り方をしてるお前をスパイだって誰が信じるんだよ?」
「え〜〜〜……?」
「まあいい……お前が悪党ってわけじゃない事は分かったが胡散臭い事に変わりはないからな」
「ちょっ!土方先生!!それは幾らなんでもあんまりだにゃ〜!」
「うるせぇっ!!元々手前ぇが俺に怪しまれるような言動するからだろうが!!」
「うん。今回はどう考えてもお前が悪いぞ土御門……」
「にゃー!!上やん、それはあんまりだにゃー!!」
と、このような徐々にくだらない問答を繰り返して約30分
「はぁ……まぁいい。それで?結局お前は何を聞きたいんだ?」
「おー!すっかり忘れてたにゃー!!俺が聞きたい事は…」
土方たちが奇妙な語りあいをしている丁度その頃
「土方さ……じゃない、土方先生と私の出会い?」
場所はいつものファミレス。千鶴にこの話をするのは美琴、カナの二人。いつものメンバーである白井、初春、佐天の三人は事情があると言ってそれぞれ風紀委員支部、自宅のマンションに帰宅し、残りの3人はそれぞれの恋話に発展した。カナは自分の幼馴染の少年、美琴は……自分があの少年に恋心を抱いていることを未だに認めていないので見送りとなった。
ちなみに千鶴が幕末の人間であることはカナを含め、白井、初春、佐天も知っている。千鶴がうっかり漏らしてしまい、4人に追及され、話せるところは話したが、初めは白井達学園都市組は信じてくれなかったがカナは『そんなの関係ないよ。生まれた時代が違っても千鶴さんは私たちの友達だよ?』それを聞いた千鶴は涙目になりながらカナをぎゅっと抱きしめ、『ありがとう、カナちゃん…』と漏らし、成り行きを見ていた白井達も千鶴の言葉を信じることにしたのだ。
というわけで最終的に千鶴の恋話が始まり、カナは千鶴と土方の出会いを聞き出した。
「はい。千鶴さんと土方先生の恋人疑惑は他校の私たちの間でも結構有名ですよ?」
「ええ!?」
「ああ、そう言えばそんな話が結構話題になってますね」
「そうなの!?」
意外な事実に驚く千鶴を置いて二人はニヤニヤと笑みを浮かべ、自分のことは棚に上げある質問をする
「「という訳で……」」
ところ戻って上条たちの学校の職員室
「…土方先生と千鶴ちゃんの出会いを聞かせて欲しいにゃ〜」
ニヤニヤとした土御門の笑顔が土方に詰め寄るがその前に…
−−−ジャキンッ−−−
土御門の鼻先にいつの間にか抜いた刀を向ける土方
「斬られたいのか?土御門……」
土方の眼は本気で斬
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ