暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
黒いウサギと輝く不死鳥
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ガンダムになるな"という思惟を送っているのが仇になったか、そうでなければすぐに気がつけたのだが
まあ、それだけならいいんだ。それだけなら
前に千冬さんとの模擬戦の時、どう考えても千冬さんから感応波が出ていたとしかおもえないデータがあった。その時は過去の感応波と照らし合わせても同じ物は無かった。普通はそれでいいんだ。サイコウェーブというのはその個人の物で唯一の物なのだから
だが、ここに記されているデータは....
「もしもし、アルフレドさんですか?うちの情報網つかってラウラ・ボーデヴィッヒの情報を調べてください。俺の予想が正しければ...」
俺はその後二言三言話し、通信を切った。この予感が外れることを祈るんだが....
俺は悪い予感を振り払うように首を振り、フェネクスの調整作業に戻った
だがキーボードを打つ間も、胸に広がったなんとも言えない感覚は消えなかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日は生憎の大雨だが基礎訓練と模擬戦は普段通り行なわれた
途中で晴れることも期待したがてんでダメだった
そして何時ものメニューが終わった後、フェネクスにメールが届いていた。しかもガッチガチの暗号化処理もされて
それを10分くらい掛けて解いて、開いた
.............
俺はそれを消去し、すぐに外套を羽織り正門に向かった
しかし、その途中で会いたくない人にあってしまった
「どこにいくつもりだ?クラルテ・リンクス」
「千冬さん....」
織斑千冬が腕を組んで廊下の壁にもたれかかっていた
「いまのお前は軍属だ、勝手に出るのは許されないぞ」
「承諾は後でとります。いまは時間がない」
「出来ると、思っているのか?」
もたれかかるのをやめてこちらに近づいてくる
「出来る出来ないじゃない。やるしかないんだ」
「そうか...ふっ!」
千冬さんがこちらが認識出来ない速度で俺を投げ飛ばす、そうとした
「これを避けたのはお前が二人目だな」
「貴方、本当に人間ですか?」
これを避けられたのは奇跡に近い。直感的に察知しすぐさまバックステップ、それでも手がかすった
本当に見えなかった。この人を押し通るには
「使いたくはなかったけど」
俺は懐から黒いサバイバルナイフを取り出した
そこには要所要所に切れ目が入っており、その文様はまるでユニコーンの継ぎ目のようだった
「貴方がそこを退かないのなら、押し通ります」
俺はありったけの思惟をナイフに叩き込んだ
ーーいいですか、これは新型のサイコフレームで作られたサバイバルナイフです。貴方のサイコウェーブにだけ反応して共振、ス
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