暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0809話
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働班もアクセルがいない間必死に訓練をしていたのよ。いい機会だから、その成果を見て貰いたいんでしょうね」

 朝食を食べ終わったレモンが、紅茶を飲みつつ告げてくる。
 コーネリア自身も言っていたが、何だかんだで俺がいない間に色々とやるべき事をやっていたのを見せたいのだろう。
 実際、シャドウミラーを率いる者としては、その実力については正確なところを把握しておく必要がある。
 勿論コーネリア達の実力を疑っている訳ではない。それだけの実力があるのは、バジュラ戦役での戦いで十分確認しているのだから。
 だが、こう言ってはなんだが、バジュラとの戦いでは実力の全てを出し切っていた訳では無い。何しろ、バジュラで脅威なのはあくまでも数なのだ。
 VFが主戦力であるフロンティア船団の戦力では強力極まりない相手だったかもしれないが、シャドウミラーにしてみれば質で量を圧倒したように、決して勝てない相手ではなかった。
 つまり、バジュラにしろ、ギャラクシー船団が派遣してきた戦力にしろ、実働班の実力全てを発揮させるには当たらない敵だった訳だ。その力の全てを発揮させるには、相応の敵が必要だろう。

「ああ、分かっているさ。俺としても手を抜く気は無い。しっかりとコーネリア達の実力を確認させて貰うつもりだよ」

 山盛りに皿の上に盛られていたクロワッサンのサンドイッチ全てを食べ終え、レモンの真似をするかのように紅茶で口をさっぱりさせる。
 ……さて。腹ごしらえも済ませたし、俺も模擬戦の準備に入るとするか。

「じゃあ、俺も本気で戦う為に身体の調子を整えないといけないから、この辺でやめておくとするか」
「……あのね、それだけ食べれば十分すぎると思うんだけど」

 ジト目を向けてくるシェリルに、小さく肩を竦める。

「腹が減っては戦は出来ぬってな。それに俺の場合はどれだけ食べても、その全てが魔力になって吸収されるし」

 朝食の時に考えるべき事ではないが、そういう意味では混沌精霊になって以降は排出の類もしていなかったりする。
 汗とか涙はあるんだけどな。
 そんな俺の言葉に、更にジト目の度合いが増すシェリル。

「いくら食べても太らないとか……それを知られただけでも世界の半分は敵に回すわよ。人がどれだけ体調管理に気を遣ってると思ってるのかしら」
「まぁ、しょうがないわよ。アクセルなんだし」
「そうね、アクセルを相手にしてこの程度で驚いたり、怒ったりするようじゃまだまだよ?」

 レモンとマリューの言葉に、溜息を吐くシェリル。

「あんた達もよくこんなのと付き合っていられるわね。色々と大変でしょうに」
「確かに大変だけど、それ以上に愛されているって実感があるもの。それに色々な意味で興味深いしね。……それとも、アクセルと付き合うのが
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