マクロスF
0809話
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を開発したセシルだった。
その様子に、何気なく類は友を呼ぶと呟いたら涙目になって俺を睨んできたんだが……お前、一応ロイドの事が好きなんじゃなかったか?
ホワイトスターの居住区でも何だかんだあって隣同士に住んでいるし、通い妻の如く世話を焼いているって話だが。
尚、料理に関しては完全にノータッチ。俺は知らない、見ていない、聞いていない。ロイドがどうやって日々の食事を過ごしているのかは完全に謎に包まれている。
小さく頭を振って余計なことを頭の中から追い出し、再びコーネリアへと視線を向ける。
「それでどんな対戦形式にする?」
「2人1組で頼む」
「それでいいのか? その人数だと色々とそっちが不利だぞ?」
何しろ機体性能という意味でもニーズヘッグという時点でぶっちぎっているし、パイロット技能という点でもPPによる上昇値や、これまでの圧倒的な戦闘経験、混沌精霊の能力によってGを感じないったように多くのアドバンテージを持っている。
それを踏まえると、さすがに相手が2人というのは色々と俺の方が有利過ぎるだろう。
「だからこそだ。バジュラとの戦いでは共に戦うようなことは無かったからな。今更だが、アクセルがいない1年半の間に上げた私達の腕を見て欲しい」
「スレイもそれでいいのか?」
確認の意味も込めてスレイの方へと視線を向けるが、無言で小さく頷くのみだ。
こちらも本気、か。
「分かった。なら2人でいい。時間はどうする?」
「そうだな、これから皆に連絡して準備運動やら打ち合わせやらを考えると……」
チラリ、とリビングにある時計に視線を向けたコーネリアは、数秒程考えて口を開く。
「午前11時頃でどうだ?」
「俺は問題無い」
現在の時刻が午前8時過ぎ。それを考えれば、コーネリア達にしても3時間程の猶予があれば十分俺との戦いのシミュレーションは出来るだろう。
「では、その時間にいつもの私達が訓練をしている場所で」
「ああ」
ちなみに、いつも訓練している場所というのはムウがISCの起動実験を行っていた場所だ。
以前にも何度か訓練に参加したり、あるいは訓練の様子を覗いた事があったように、あの辺りが基本的に実働班が実機を使って訓練する際の場所となっている。
勿論実機以外にもシミュレーターを使った訓練や、あるいはパイロット個人の戦闘能力を高める訓練でエヴァ辺りと模擬戦をやる場合には、魔力の件を考えて魔法球を使ったりもしているが。
俺が言葉に頷いたのを見たコーネリアとスレイが、早速準備に取り掛かるべく席を立ってリビングから出て行く。
実働班に連絡を入れて作戦を立てたりするんだろう。
「アクセル、コーネリア達の件よろしくお願いね。技術班がニヴルヘイムを作っていたように、実
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