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魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
飛行魔法完成
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でしたね、奥様にお嬢様」

トレーをサイドテーブルに置き、グルっと一周したのを見た穂波さんが言ったので三人はハイタッチをしたのだった。だけど脚を素足として出さないのは俺としては残念ではあるが、昨日見たからまあいいやと俺は思ってから俺はあるCAD端末をコードから引っこ抜いてから言った。

「やはり俺と奏の子だから、何を着ても似合うな。あとは今来た事がとても良いタイミングだ」

「ありがとうございます・・・・?良いタイミングですか」

「深雪!一真さんを見て!?」

俺が褒めた事で一礼をしたが、最後の言葉が疑問となって返礼となったがすぐに深夜達が気付いた事で深雪も俺を見る。椅子に座ったままのはずが、いつもの位置ではなく深雪達を見上げながら浮いていた事だった。腰を下ろしていたのに目線が同じなので、下を見るとあるはずの椅子があった。俺は右脚を上に脚を組み右膝の上に右肘をつき、身を乗り出すような態勢で・・・・何もない空中に座っていた。

「深雪や蒼太達にもぜひこのデバイス実験をしてほしかったところだ」

俺はそのままの態勢でスーッと滑るように深雪達に近づく、そして接近した事でそのまま立ち上がるような動作で床の上に着地をしたのだった。

「・・・・飛行術式・・・・エレメンツの風術やサイキックのようなのではなく、私とお父さまだけの翼展開でもないという事やお父さまが持つ重力制御でもないという事は!」

「ついに完成したのよね!常駐型重力制御魔法が!おめでとう!あなた〜!」

深雪が静かに分析している間に床に着地した時に抱き着いてきた深夜だった。で、一歩遅かったが深雪も抱き着いてきた。

「おめでとうございます、お父さま!」

それについては、いずれ完成予定の魔法であった。この術式はずっとゼロや俺と一緒に研究していたというよりかは、月中基地本部にいる本人に聞いてやってみたら出来たという事であるがまあいい。系統魔法、四系統八種に挙げられる「加速・加重」系統で、俺が元々持っているサイコキネシスから発展した最も基本的とされる系統魔法。加速・加重系統により理論的は実現可能とされた飛行術式、常駐型重力制御魔法はその可能性が現代魔法学確立の初期から提唱されているにも拘わらず公式発表されている限りにおいて、今日まで実現していない。今日の昼休みも生徒会室で話題になっていた飛行術式は、理論的には可能でも実行は不可能に近いというのが現代魔法のコンセンサスだった。深雪達の目の前で、現代魔法学の定説にまた一つ覆された。

「一真さんはまたしても、不可能を可能に出来ちゃうのが一番の凄い事かもしれないわ!」

「俺達が歴史的快挙の証人とした事は、俺達にとっても一真様を誇りに思うぜ!」

「ありがとう皆。空を飛ぶ事は今までだったら俺や深雪達IS部
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