暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈上〉
久々の旧友×それぞれの調整と創造
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次の日になる前に俺らの家には、サウンドスリーパーと呼ばれる安眠導入機がない。非常に珍しい家でもあるし、ホーム・オートメーション・ロボットとヒューマノイド・ホーム・ヘルパーを一切導入されてない一戸建てでもある。食器洗い機もあるが、出来るだけ手作りに拘るのはここの当主である俺が料理好きで☆5つ取れるほどの料理スキルを持っているからだ。百年前にある所謂オール電化ではあるが、天井移動マニピュレーター導入という人の手でやらないのはウチだけである。というか料理好きの俺がそれは邪魔だからだと言って排除したからだ。ヒトの手で作られる料理は格別の物であるから、機械で作ったモノとでは味は同じでも時間が早ければいいというモノではないからだ。

HARも3Hを導入していない家はウチだけなので、たまに深夜や烈が来ると珍しいという一言で終わる。大切な友人が来たのみ俺が作る事にしてあるが、普通に俺達だけだと大抵の食事は深夜や穂波さんと深雪が作ってしまうからだ。理由はもう言わなくとも分かるが、俺の料理が美味し過ぎるからであるから一々落ち込むのが面倒だからである。なので、大抵は三人で作らせて大事な友人達や客人などは俺が作る事となっている。そん時は俺一人で作るので、作る時はいつも楽しみながら作っている。さて、今日は昨日言ったように、少し遅めに起きてから久々に擬態前の容姿となり服を普段着である夏服に着替えた。俺や深夜達もいつもより露出度はあるが、護衛役である蒼太達もスーツ姿ではなく俺や深夜のようにそれぞれ夏服の外出用になっていた。ただし武装に関しては、最低限のを着用している。女性陣は露出度があるワンピースや俺好みのニーハイとスカートという感じであった。

「そろそろ行くぞ?」

「全員揃ってます、それに途中で真夜を拾うので車を二台用意してますのでご安心を」

「久々に俺が運転するからな、腕がなるぜ」

俺と蒼太は半袖のシャツにジーンズに靴姿という何とも簡単な服装であるが、女性陣は現代のドレスコードよりも露出度が半端ないけど問題ないか。俺が運転する車は途中で真夜を拾うために弘一達のマンションに向かっている。今頃は娘の真由美も学校に行っているなと思っているが、俺らがマンションに到着すると真夜がいたのだった。あとなぜか弘一と葉山さんも一緒だった。お喋りは車内でいいだろうと思い三人を入れた後に発進したのだった。一台目は俺達と弘一と真夜で二台目に護衛である蒼太達と穂波さんに葉山さんを乗せてな。

「今回は真夜を呼んだのに、何でお前と葉山さんまで一緒にいるんだよ?」

「すいませんね一真さん、ホントは真夜だけのはずだったんだけど葉山さんが一緒の方がいいと言ってね」

「葉山さんが?『この声が聞こえていますでしょうか?織斑様いえ一真さん』おいおい葉山さんも記憶共有者だったのか?
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