≪アインクラッド篇≫
第一層 偏屈な強さ
閉ざされた世界の英雄
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彼女に向かって喋る。
「アイ、君は第二層の構造知っているよな?」
「……ええ、知ってるわよ」
「帰って男達が泣いてるだけのお通夜会場に行くこともないだろ。上に行っちまおうぜ」
「いいの? 変に疑われるかもしれないわ」
「構うもんか。そんな下らない評判で俺の自由を制限できるだなんておこがましいぜ。プロゲーマーにゃ根も葉もない悪い噂はつきもんなんだ。むしろそれでやっと一人前ってところだ」
「荒れてる業界ね……」
「んで、どうする? 行くか?」
少し考えるような、顎に手を置いて首を傾けるという可愛らしい仕草のあと、気楽そうに、笑顔で彼女は返事した。
「行くわよ、何処までも。私はもう、貴方の大ファンになっちゃたんだからね」
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