第七章
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た。しかしだった。
「先輩の作ったお茶やお菓子をね」
「やれやれ。そう言うか」
「わかったと思ったら」
「やっぱりそうか」
「だって先輩がいるんだよ」
ここに尽きた。全てはだ。
「それで何で飲まないで食べないでいくんだよ」
「やれやれ。のろけは続くな」
「本当にな」
「何処まで続くやら」
「いらっしゃいませ」
雄大は呆れる彼等を他所に教室の扉を開いた。するとすぐに声がかかってきた。
「御主人様、お帰りなさい」
「はい、只今」
そこには白いエプロンに短い丈の黒いメイド服と白のカチューシャ姿の美奈がいた。雄大はその彼女を見て満面の笑みになった。その姿の彼女もまた。彼を悩殺し心まで溶かしてしまった。
大和撫子七変化 完
2010・8・9
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