暁 〜小説投稿サイト〜
旧エクリプス(マブラヴ オルタネイティヴ編)
第09話 BETAホイホイ
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ング装置とBETAの索敵迷彩装置が完成する。
これによって火星と木星の衛星でのBETA調査が楽になる。

■西暦1980年 4月 1日
欧州ではECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画始まる。
英・独・仏を初めとするNATO各国が同計画に合意する。
1985年の実用化を目標として、各国共同研究が始まる。

■西暦1980年 5月20日
国連はアジア及び欧州各国の政府及び難民の受入先の仲介交渉を開始する。

■西暦1980年 6月 2日
ソ連は米国に対しアラスカ売却を打診する。
売却は拒否されるが、租借という方向で協議が進む。

■西暦1980年 6月28日
ソ連はMiG-23 チボラシュカを配備開始する。

■西暦1980年 8月10日
米国はLWTSE計画を始動する。
近接戦用戦術機技術研究の一環として、軽量・小型且つ高い機動性をもった機体の技術実証試験が始まる。この計画によりYF-16、YF-17が開発された。制式化の予定は無いとされた計画だったが後にハイ・ローミックス構想の出現を受け、実戦機開発計画へと昇格した。

■西暦1980年 9月 1日
日本は徴兵制度を復活した。
欧州、アジアの各戦線に於ける人員損耗率を鑑み、帝国議会は陸軍戦力の再編と増強を決定。これに伴い徴兵制度が復活した。


西暦1980年10月 7日 スカンディナヴィア半島 フィンランド 前線基地

Side ルカ・アンジェローニ

「これからBETA間引き作戦を開始します。」

ルカが欧州諸国の軍の関係者を集めてスピーチしている。

「先ずはBETAの特性として、G元素を集めています。そこで、G元素を濃縮して結晶体を作り、これをエサとしてBETAを誘引します。
誘引先に巨大なマイクロ波発生装置が設置してあります。この装置はサイクロプスと言います。仕組みは電子レンジと同じです。
今、各地に散った戦術機がBETAを誘引しています。」

モニターに各戦術機の映像が映し出されていた。各戦術機は四角い格子状の箱を持っている。
それが巨大な円の中を通過する時に、円の中心点に箱を投げ入れる。
モニターには箱に群がるBETAの姿が映し出されていた。

「効果範囲は円の中になります。BETAの群れが円の中に入りました。そこで遠隔地よりサイクロプスを起動します。
3,2,1,スイッチオン!」

サイクロプス起動すると同時に、BETAはもがきだした。
すると円の中心より、一匹、二匹と爆発している。それが円を膨らませている様に周りに広がっていく。

「凄い!」

誰かが呟いた。それに合わせて伝搬して行く。

「をー!」

「やったー!」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ