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混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
無限城へ!
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がそう言う。

「よっしゃぁーっ!案内してくれぇ!!!」

ナツさんのその様子に、どうやら信用できるようだった。

「!」

リリーが少し笑っていた。

「(彼女が無事でよかったんですね・・・。)」

俺は心の中でそう思う。



ドォーーーーン!!!


「お前は!!」

「サミエル!!!」

突然、人型の姿のサミエルが現れた。

「バイロ様の意思は、僕が受け継ぎます。」

「何言ってやがるっ!?」

サミエルの言葉にナツさんは怒鳴って言う。

「どういうつもりだ!?」

「兄さん、これが僕の決断だ。最早一刻の猶予もないだ!!」

リリーの言葉にサミエルはそう言い、(エーラ)を出して、飛んだ。

「待て!サミィ!!!」

「兄さん達には悪いけど、計算しなくてもわかる事。
 歯車の使い方がわからない今、
 世界の終わりと1人の命を天秤にかければ、答えは自ずと出る!」

サミエルはそう言い、無限城へ向かって行った。

「ハッピー!」

「あいさー!!」

リリーとハッピーは(エーラ)を出し、サミエルを追いかける。

「邪魔はさせない!!」

しかしバイロが邪魔をした。


ギュイン!ボン!ボン!


「うおいいいっ!!」

「おわあああっ!!?」

「ハッピー!!」

バイロが魔法で(エーラ)を消したのだった。

「テメェの相手は俺だって言ってんだろうがぁぁっ!!!!」

ギルダーツさんは怒鳴って、魔法を放つが、バイロはそれを消した。

「ナツ!ルーシィをお願い!!」

「任せろ!」

「こっちです!」

ココさんの後を追うナツさん。

「ウォーレンは連絡係としてここに残り、グレイ、ガジル、エルフマン、
 分身のコージは私に続け!!」

「「「おう!」」」

「はい!」

エルザさんの後を俺達は追う。
バイロが追いかけてくるが、ギルダーツさんが何とかしてくれたようでした。

「(さて、歯車・・・・・・レビィさん達の連絡はいつやら・・・・・・。)」

俺は心の中でそう思う。


















ナツ達が出て、少しして、ウェンディはずっと治癒魔法、キュアをかけ続けていた。

「見て。」

「少しずつ、顔色が良くなっていく。」

大司教の顔を見て、ラキとリリーはそう言う。

「慎重に・・・繊細に・・・」

ウェンディは今までの治癒魔法の中で、かなりの集中をしていたのだった。

「きつそうだね・・・。」

ハッピーはそう言う。ウェンディの表情は少し辛そうであった。

「そりゃそうだよ・・・。」
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