第6章 無限時計編
無限城へ!
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「・・・愚かな。」
ラポワントがそう言う。
「確かに、あれは無限城にとってはまずいモノ・・・・・・だが、貴様には、代償がくるぞ。」
「・・・?」
「何も知らんのか、ふはははは・・・あっ!?」
突如、ラポワントの体が消えかけていた。
「やっぱりか・・・。」
この部屋に入ってから、こいつ自身、おかしいのは気がついていた。
「どうしたのだ!?私の体が!!?う、ああああっ!!!」
「哀れだな、ラポワント。」
ラポワントの状態にバイロがそう言う。
「成る程な。テメエも偽りの一部だったってわけだ。
自分が擬人化魔法で作られたただのパペットだって知らなかったのが。」
ギルダーツさんがそう言う。
「私はそれを使役する身だ!何を馬鹿な・・・」
「私達はここに来るまでに、たくさんのパペットを見てきた。
アンタと同じ姿のね。だからわかる。」
「オメェは、ただの道具っだったんだよ。」
ラキさんとギルダーツさんはそう言う。
「違う!私はゼントピアの枢機卿!!人形ではないぃぃっ!!!!
私は!!!私はぁぁぁぁぁっ!!!!」
ラポワントはそのまま消えた。そこには束ねて結んである髪の毛があった。
「この臭い!!マスターゼロの髪の毛か!!」
ナツさんがそう言う。そういうことだったのか・・・。
「(髪の毛を使って、擬人化魔法を・・・)」
俺は心の中でそう思うのだった。
「哀れなものだな。」
「自分は人間だと思わされていたのか。」
エルザさんとグレイさんがそう言う。
「ラポワントだけでなく、我々レギオン隊もただの道具としか変わりなかった訳ですね。
しかし、私にもやっと進むべき道がわかりました。」
バイロの言葉に俺達はバイロを見る。嫌な予感がする・・・・・・。
「その歯車で無限城を止める方法がない今、
最善の手で世界を救えるには・・・・・・ルーシィを始末します。」
「させるかよ!!!!」
ナツさんは拳に炎を宿して殴りかかる。
シュイン!
しかし、バイロの魔法で魔法が消されてしまい、
ドーーーーン!!
「ぐぅっ!!ぐはっ!!」
殴られて、飛ばされてしまった。
「野郎ぉっ!!」
ナツさんは起き上がりバイロを睨む。そのバイロはギルダーツさんのほうに視線を向けた。
「こいつには借りがある。お前らはルーシィを助けに行け。」
ギルダーツさんはそう言う。
「100倍返ししてぇところだが、ギルダーツに譲ってやらぁ。」
ナツさんは殴られた左腕を押さえて右手で抑えてそう言う。
「私、無限城の行き方、わかります!」
ココ、さん
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