暁 〜小説投稿サイト〜
SWORD ART ONLINE ―穿つ浸食の双刀―
04:戦士達の救援
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事を忘れない面々には苦笑いするばかりだ。

「負けていられないっ??????!」

大きく跳躍し、ボスの目に片手長剣を突き刺すナギ。引き抜くと同時に天井まで一気にジャンプし、壁に張り付く。そこから壁を蹴り、もう片方の目に片手長剣を突き刺す。

「ぬぉぉぉぉっ!?」

視界を奪われたボスはどうする事も出来ない。片膝をつき、防御体制に入ったボスに追撃をかける二つの影。言うまでもなくリオンとルスティグだ。


「らぁっ!!」

「せぇぇいっ!!」

交差するように斬るリオンとルスティグ。それだけでは止まらず、ルスティグはソードスキルを発動。片手長剣と体術スキルの合わせ技、《メテオブレイク》。斬撃と突進、交互に行われる攻撃に尻餅をつくボス。

「はぁぁぁっ!!!」

双刀で応戦するハリンもソードスキルを発動。双刀五連撃技《風花》。流れる動作から最後に切り払い、次いで腰に忍ばせていたピックを十本全て投げつける。

「ぬぉぉっ、姑息なぁっ!!」

「戦いに姑息もクソもないっ、悪いけど終わりだっ!!!」

「眠りなさい、巨人よっ!!」

止めの一撃となったのは、セモンとセツナソードスキル。淡いエフェクトを帯びた両刃剣と鎌が巨人の腹部を切り裂く。

「くくくっ??????ははははっ、楽しかったぞ戦士達よっ??????再び会い見える事を楽しみにしておこう??????」

巨人は片膝をついた状態となり、体が光出す。長い長い静寂の後に、巨大な老人はその身をポリゴンの欠片へと変えた―――。


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