暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0807話
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次々と記者が指名されては俺とシェリルが答えていく。
 そんな状態で質疑応答が続くこと30分。時間的にそろそろ潮時だと判断してマイクを手に口を開く。

「この後も色々と予定が詰まっているので、次の質問を最後にさせて貰う」

 最後の質問とあって、記者達のほぼ全てが挙手をしていたのだが、最後に質問する権利を得たのは20代前半程に見える女の記者だった。

「銀河イレブンのニノイーナです。シェリルさんが新たに移籍先をシャドウミラーへと決めた最大の要因は何でしょうか? シェリルさん程の方なら、それこそどこの事務所でも大手を振って歓迎すると思われるのですが。そんな中でシャドウミラーを選んだのは、やはり異世界でのライブが可能だからという理由なのでしょうか?」
「そうね、それは否定しないわ。まだ見ぬ異世界でのライブ。それをあたしが楽しみにしているというのは事実よ。実際下見という事で他の世界に何度か足を運んでみたけど、異世界だろうと、そこに住む人々はあたし達と変わらない普通の人間だったわ。歌も当然あるし、あたしの歌を喜んで聴いてくれた人もいた」
「では、やはりそれが最大の要因だと考えてもいいのでしょうか?」

 女の記者の質問に、一瞬だけこちらへと視線を向けるシェリル。その瞳に悪戯っぽい光が宿っているのを見て、微妙に嫌な予感がする。
 おい、一応この会見の映像はギャラクシーネットに流れているんだから、妙な真似はしないでくれよ?
 そんな風に思ったが、寧ろそれはフラグだったのだろう。
 マイクを手に、いつもの強気でありながらも人を惹き付ける魅力的な笑みを浮かべたシェリルは、小さく首を振る。

「確かにそれも魅力的よ。このマクロス世界にいるだけでは決して出来ない経験なんだから。……でも、あたしが、このシェリル・ノームがシャドウミラーに所属するという選択をしたのは、そこに彼が……アクセル・アルマーという存在がいるからこそなの」

 その言葉を発した瞬間、これまでで最大級のざわめきが記者達から起こる。
 それはそうだろう、銀河の妖精シェリル・ノームが突然すぎる暴露をしたのだから。

「アクセルさん、今のシェリルさんの発言は真実なんでしょうか? よろしければお聞かせ下さい!」

 ニノイーナと名乗った女記者が、半ば血走った目で俺へと尋ねてくる。
 これは……どうすればいいんだ? 俺としてはシェリルとの仲を認めても全く問題は無いんだが、それをすると色々と面倒な事に……
 そう思っていると、隣に座っているシェリルが手を伸ばして強引に自分の方へと俺を振り向かせ、そのまま唇を重ねてくる。
 瞬間、殆ど記者としての反射的なものなのだろう。幾つものフラッシュが光り、俺とシェリルのキスシーンを撮影しているのが分かった。
 って言うか、この映像はギ
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