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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
82話:皆、準備はいいか!(野郎:4 女性:15)
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「いらっしゃいませ、海鳴スパラクーア2へようこ―――団体様ですか?」
「えぇっと……大人15人と…」
「子供4人です」
「エリオとキャロと…」
「私とアルフです」
「うん」
「えっと、ヴィータ副隊長は…?」
「私は大人だ!」
てな感じで、やってきました海鳴スパラクーア。いつの間にか『2』となっていたが、外装にそこまでの変化はなさそうだ。
「お会計しとくから、先行っててな」
『『『『『はーい』』』』』
と、銭湯ではあまり見られない団体客に戸惑っている受付の人とはやてを置いて、皆はぞろぞろと先へ行く。それに対して俺ははやての方に歩み寄る。
そしてはやてが財布を取り出したところで、その手に俺の財布も乗せておく。
「? なんやこれ?」
「何って、俺の財布。割り勘な」
俺がそういうとはやては心底驚いたという眼差しを俺に向けてきた。そんなに驚くことか?
「なんか、気前えぇな。そんなにお金持ちやったっけ?」
「あのな…副隊長という役職ナメるなよ?
『特別対策部隊』だと基本前線での戦闘で危険性が高いから、更に給料は高くなるんだよ」
更に言えば俺自身がタバコとか娯楽系とかに手を出さない(そんな暇がない)から、貯めても基本減らないから金銭的余裕はあるのだ。
「そなら景気よく『俺が全額払う』言うてもえぇのに」
「そんなこと言うと、お前『いやいや、ここは上官の私が』とか言って頑なに断るだろ?」
「うっ…それはまぁ確かに。でもえぇの? 私に財布丸ごと渡すなんて」
「俺はお前のことを信頼してるからな。
多少俺の方が多く払っている、なんてことはあっても、極端に俺の財布から出したり金を抜き取るなんてマネはいくらバカ狸でもしないだろう…てな」
「ば、バカ狸ってなんや! 小娘扱いはされても狸なんて言われたことないで!」
「はははっ、それは悪かったな。そんじゃ俺は先行くぜ〜」
さすがに怒られたので、俺はタオルを肩に引っ掛けながら手を振ってなのは達の後を追う。さてさて、向こうは大丈夫かな? エリオ辺りが大変なことになっていなければいいのだが―――
「えっと、あの、そのですね…」
―――残念、見事に当たってしまっていた。
視界に映るのは何かの圧力でオドオドするエリオと、周りに陣取る女性陣。更にはエリオの後ろの方でニヤニヤするカオルと、呆れ気味にため息をつく龍也。
あ〜ぁ、何やってんだか。親代わりのフェイトまで加わってるし……お前そこは止めるべきとこじゃないのか? それと後ろの二人、見てないで助けてやれよ。
[つ、士さん! 助けてください!]
[そのまま行っちまった方が平和的だと思うが?]
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