暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
82話:皆、準備はいいか!(野郎:4 女性:15)
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走しそうだったので、軽く頭を叩いておく。不満げな視線を送ってくるが、無視だ無視。
 すると後ろの方から車のエンジン音が聞こえてきた。カオルもフォワードの4人も気づいたのか、そちらに目線を向けた。


「はぁ〜い!」
「皆、お仕事してるか〜?」
「お姉ちゃんズ、参上!」

「エイミィさん…?」
「アルフ!」
「それに…美由希さん?」
「さっき別れたばっかりなのに…」


 車から降りてきたのは、現在育児休暇中のエイミィさんとその手伝いをするアルフ、そして先程翠屋で別れた美由希さんの三人(一人獣がいるが)だった。


「いや〜、エイミィがなのは達に合流するって言うから。私もちょうど、シフトの合間だったしね」
「その様子だと、エイミィさんとの仲は相変わらずみたいですね」
「まぁね。……エイミィは既婚者でこっちは独身だけど(ボソッ)」


 しまった、地雷原に足を突っ込んでしまった。なんとか抜け出さなければ……


「そんなに卑下することじゃないですよ、美由希さん。あなただってまだまだ若いんですから、相手なんていくらでもいますよ」
「そ、そうかな〜?」
「えぇ、絶対そうですって」


 ……と、美由希さんを褒め称えているのは、俺ではない。先程まで隣にいた、美形青年のカオルだ。
 元より爽やか笑顔の似合うこいつは、この数年で何かを得たのだろうか。昔とは断然違った爽やか雰囲気を纏って、美由希さんを口説きに……もとい、褒め称えようとしていた。

 よ、よかった……これなら今の美由希さんを任せても大丈夫そう―――


「だって美由希さんにはこの美乳があるじゃばぶらはっ!」


 ………カオル、最後のやつが無かったら、俺はお前を本気で尊敬してやれたのに……ガッカリだよ!

 余計なことを言いかけたカオルを美由希さんに殴られ、見事にトリプルアクセルを決めようとしたが地面に倒れてしまい、そのまま動かなくなってしまった。……とりあえず合掌。
 カオルを殴った美由希さんは見事に不機嫌に逆戻りしてしまい、なのは達の方へ歩いて行った。


「はぁ……まったく、お前はほんとに面白い奴だよ」


 そう愚痴を漏らし、とりあえず倒れたカオルの足を掴んでそのままなのは達と合流した。
 どうやらアルフがフェイトに撫でられながら、エイミィさんに誉められているようだ。


「あっ、士! さっきからいい匂いがしてるけど、今日はもしかして士のか!?」
「いや、残念だが今日は俺じゃない。はやてがやってる」
「…? いったい何の話ですか?」


 俺の存在に気づいたアルフは、鼻を少しだけヒクヒクさせながら聞いてきて、俺は笑みを浮かべながら答えた。
 アルフの質問の内容も俺の返答もよくわからなかっ
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