活動的な馬鹿
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しかし、あの人話聞いてたのかな
「ここにこのシュロ様が居るっていうのに・・・」
服の陰からありとあらゆる蜂が飛び出してくる
命じない限り決して人を刺すことはないが、大量にいると怖い
「よっしゃ蜂子、蜂美、蜂蟻、まじらずシナイを見つけ出せ!」
蜂なのか蟻なのか
「口寄せ・・・遠見水晶」
バッグから口寄せ用巻物を取り出し水晶を呼び出す
・・・それ、三代目が使ってたやつじゃないか?
「養父に誕生日プレゼントに強請った類似品だ」
甘くないかなダンゾウ
遠見水晶でアカデミーの教室を写し出し、不審そうなものがあればそこへ蜂を派遣させ確認させる
・・・
「ちょっと行ってくる」
「分かった、何をしてくるかわからんから気をつけろ」
教室からでてしばし歩き続ける
気配は消さない、足音も出るがまま
校内に残っている教師からはいつ吐血するかびくびくされる
職員室についた
おもむろに扉を開き、目当ての人物を探す
良かった戻ってきてる
「イルカ先生」
お目当ての人物は我らがイルカ先生
昼頃に三代目と昼食取りに行ってたから、職員室に戻ってきているか不安だったが大丈夫らしい
「どうしたコン?担当上忍の先生はどうした?」
「ちょっと先生にお願いがあるんですが・・・」
このまじらず シナイ、影の薄さはシノクラス
幼少期より最後まで見つけてもらえず泣く泣く帰宅した思い出ばかりだ
懐かしいな、私の下忍合格試験もかくれんぼだった
違うのは隠れるのが私達生徒側だったというところか・・・
感傷を振りはらい、気を引き締める
油女一族の蟲を警戒して、匂いのキツイ保健室に隠れてみた
名家はこういう風に対策が取りやすいが、残る2人がどう出るか
原作を知っているということは仲間割れしないだろう
見るからにイカリという子は後方支援型、コン・・・あの子何なんだろう
人柱力って探索・・・感知出来るっけな
恐らく戦闘がメイン、囮役と見る
各人の予測をつけこちらからも様子を見なければと口寄せでタンチョウツルのチョーさんを呼び出す
千里眼持ちのチョーさんを介して教室の様子を伺う
・・・?
コンがいない?
?ピンポンパンポーン?
?緊急放送、緊急放送?
?まじらず上忍、アカデミー内におりましたら至急職員室まで来られたし?
?繰り返します、まじらず上忍、至急職
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