暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第五章 過去との決別 〜ミッドチルダ J・S事件〜
第一話 交差する丘と海
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「はい...はい。分かりました、では聖王教会で。はい、了解です」

俺は通信を切り、座っていた椅子の背もたれに体重を預ける

遂にこの日が訪れた。待ち望んでいた、海と丘の公式な会談が行われる

場所は聖王協会、時間はこの後1500からだ

それまでに、ちゃんとみんなに説明して資料を揃えなきゃ

海と丘が歩み寄れる機会がやっときたんだ。活かさないとな

そもそも、なぜこんなことが実現できたのか

それにはこの間の襲撃が絡んでいる

襲撃者は二人を覗いて全員が戦闘機人、ということは少なくとも丘が封印していた技術が出て居るということ

もう一つは俺のクローンの存在、こっちはプレシア・テスタロッサの技術が用いられていることは明らかだ

そのため、今まで互いに隠匿していたものを今回に限っては交換しようということになったためだ

うまくいくといいんだけどなぁ...

なんて普段なら考えるんだが、今回ばかり絶対無理だと思ってる

なんせ、海と丘の溝を考えたら無理無理...

どうするか考えなければ...











とか思ってる時が僕にもありました

「では、これで決まりだな。そちらもよろしく頼む」

「はい。それでは後日送りますのでよろしくお願いします」

俺は口が開いたまま唖然としていた

会議開始から二時間、特に何もなくスムーズに話が進み今後の指針が決定した

あれ?海と丘の関係ってこんなにいいものだっけ??

「元々お互いの勘違いだったからね。ちゃんと話し合いさえすればこんなものさ」

「そ、そうか...」

「そこで呆然と立っているのはいいが、お前にも仕事があるんだから早めに戻れよ?」

クロノがこちらに気がついて話しかけるが、右から左に受け流していた

それだけ、今回俺が受けた衝撃は大きかったのだ。いやまあいい事ですけど

こんなことってあるんだな...

こうして、あっけなく会議は終わった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁ.....疲れた」

俺は会議が終わってからというもののクロノに無理難題を押し付けられていた

それは、過去のPT事件より前にまで遡ったプロジェクトFの資料のまとめだ。其のせいで全然寝てない

今日が締め切りでなんとか間に合ったという状態だ

それを送って仕事は終わり。俺は身体を伸ばして背もたれに体重を預けた

疲れが溜まっていたのかそのまま目が自然に閉じて眠りにつこうとしたが

ビーー

「は!!....どうぞー」

「失礼します」

部屋のブザーの音で微睡みから叩き起こされた俺は急いで身だしなみを整えた

整え終わると同
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