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仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜
時を操る者VS時を巡る者
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ロスの掛け声に合わせて
胸からレーザーが発射される
そのレーザーは範囲が広く
エンペラーがいる
部屋の下部全体を包むほどであった

「馬鹿な!私が負けるわけ…!」

エンペラーは超加速で避けようとする
だが、逃げ場が見つからず、
レーザーが届かない上部へと移動しようとした時は
すでに遅かった

「ガァァァァァァァァァァァァァ!」






電王が床へと着地する
同時に、壁には再び通路が現れた
目の前にはエンペラーの変身者と思われる
一人の男が倒れている

「お前の負けだ
今から他のやつのとこに連れてくからおとなしくし」
「クククククク…」

突然男は笑い出し
立ち上がった

「なんだ?」
「今までのエンペラーは完全ではなかった…
大分この帝具が体に馴染んできてはいたが
何かが足りなかった…
だが、何が足りないのか今わかった
恐怖心だ
私はこの力ゆえに恐怖心をなくしていた
だが、今の貴様の攻撃に私は
敗北の恐怖を感じた…」

男は続ける

「死にたくない
この世界を変えたい…
そんな思いにこの帝具は答えてくれた…
追い詰められた時、それを克服するための力を
このベルトは授けてくれた!」
「どこがだ?何も変わってねえじゃねえか」
「私には感じる!
私は何者にも負けない力を手に入れた!」

男は落ちていた懐中時計を拾った

「変身」

【エンペラー】

男が懐中時計をベルトにはめると
全身が黒い煙に包まれた
そして中からは…
今までのエンペラーに似てはいるが
色は黒く、翼のような物が付き、
頭は王冠のような形になったライダーが現れた

「なんだよそれ…」
「あかん!一旦逃げなやばい!」

電王の体が引っ張られるように
通路の方へと向かっていく

「逃げるがいい!
どちらにせよお前らはこの城で私に殺されるのだ!
ハハハハハハハハハハッ!」

翼を広げ、エンペラーが飛び上がる
その翼は黒い体とは対象的に
神々しく光輝いていた




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