暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜魔法少女と内なる力の使い手〜
無印
三人娘
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ぁ、俺は特にないなぁ」
「料理人はどうなの? あんたこんなに料理上手なんだからさ。このエビチリちょっと辛い……」
「そうかな? 私はこれぐらいじゃないとエビチリって感じはしないけど」
「なのはにはちょっと無理かもね」
「む、なのはにだって食べれるもん!」

 そう言ってなのはは、分けてあった別のエビチリを食べた。

「おい、なのは! それはダメだ!」
「え?」

 時すでに遅し。なのははそれを口に入れてしまった。

「からーい!」
「だから言わんこっちゃない」
「なのはちゃん、どうしたの?」
「分けてあったのは、俺用に辛めの味付けにしてあるんだよ」

 身体はともかく、味覚はそのままなので辛いものは好きなのだ。どうせ、盗られるのだから予め別に作って分けておいた。

「味見してみるか?」
「じゃあ、ちょっとだけ……からっ! あんたよく食べれるわね?」
「あ、私こっちの方が好きかも……」
「だったらすずかはこっち食うか? ほれなのは、お茶」
「ありがと……うぅ、ひどい目にあった……」

 本当になのはが主人公で成り立つのか? この世界
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