堕落(後編)
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(海軍side)
ムウマがインペルダウンで騒ぎを起こしていた中、海軍本部では、未だ犯人を特定出来ずに居た。
たしぎ「スモーカーさん!インペルダウンに侵入者が…!!」
スモーカー「騒ぐんじゃねぇ。犯人は特定出来たのか?」
たしぎ「いえ。それがまだ…。ですが、一人容疑者が居ます」
すると、彼女から一人の名前が出た。
たしぎ「“死神”のムウマです」
スモーカー「やはりか…」
彼も同意し、冷静な口振りで応える。
たしぎ「ですが、未だ正体不明で、誰も素顔を見た事が無いそうです」
スモーカー「仮に見たとしても、俺達が嗅ぎ付ける前に抹殺するらしいな」
そして、手に持っていた手配書をクシャッと握る。
たしぎ「今、総力を上げて捜索中です」
と、たしぎは後ろを見渡しながら言うと…
スモーカー「おい、たしぎ。その首の痣どうした?」
たしぎ「え!何処ですか!?」
首に指を指して問う彼に、彼女は慌てる様に鏡を見て探す。
スモーカー「(そういや、ヒナとモモンガ中将にも似た様な痣があった気が…)」
と、唐突に思い出すスモーカーは、眉間に皺を寄せる。
〜その頃〜
軍艦内で油を売っていたコビーとヘルメッポは、慌ただしく走り回る海兵達を眺めていた。
ヘルメッポ「しっかし、あの監獄に自分から入るなんて何考えてんだよ」
コビー「一体、どんな人なんですかね…?」
ヘルメッポ「きっと、とんでもねぇ犯罪者…って、おいコビー。お前その手どうしたんだよ?」
と、彼の手の甲に不思議な痣を見付けたヘルメッポ。
コビー「いつの間にこんな…」
本人も今頃になって気付き、不思議そうな顔で手を見つめた。
(エニエスロビーside)
カリファ「海軍本部は今頃、混乱状態でしょうね」
カク「まさか、世界一の大監獄に侵入するとはのォ…」
ルッチ「何にしても、俺達は俺達の任務をやるだけだ」
本部のニュースを聞いたCP9のメンバーはソファーに座って話していた。
カク「!」
すると、何かに気付いたカクが口を開く。
カク「カリファ、足にあるその痣どうしたんじゃ?」
カリファ「いつの間に…」
と、ルッチの方を見た彼女も異変に気付いた。
カリファ「ルッチ、貴方にも同じ痣があるわよ」
ルッチ「何だ?蝶、か…?」
腕にくっきりと蝶のマークが付いている事に気付く。
そして、彼等は甘い蜜に誘われる様に姿を消した…。
to be continued
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