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第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第十話 「少女達の虎退治とギフトの使い方」
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ームに干渉してる者の仕業でしょうか?」

「そうでしょうね・・・・・・何か作戦を考えた方がよさそうね」

「ガルドは完全な虎になっていて動きが素早い。倒すなら動きを封じないと」

「なら昨日話してた、飛鳥ちゃんの新しいギフトの使い方を試してみない?」

「いいかも」

「作戦としてはまず、耀ちゃんにガルドを誘きだしてもらって、わたしが牽制してる間に飛鳥ちゃんが捕まえてトドメって段取りでどうかな?あ!ジン君は巻き込まれない様に隠れててね」

「・・・・・・わかりました」

「うん・・・・・・いいかも」

「決まりね・・・・・・なら虎を追い立てる事から始めましょうか?」



しばらくして屋敷に戻ってきた耀は手に廃墟がら持ってきたランタンと油を屋敷に投げ込み、屋敷が燃えるのを待っていた。
屋敷は見る見るうちに燃え上がり虎と化したガルドが怒りの咆哮と共に外に飛び出してきた。

「さあこい!」

「ガァァァァァァァーーーーーーーー!!」

屋敷を焼かれた怒りなのか獣としての本能のまま耀に襲い掛かる。

耀は風のギフトを使いガルドを翻弄しつつ木々が左右に分かれた一本道へと逃げていく。

「来た来た!!ここからはわたしの出番だよ!」

そこには槍の黄金(ハスタ・アウルム)を携えた零菜が待ち構えていた。少し前に目くらましをされた相手なだけにガルドも慎重に様子を窺うがそれが致命的な隙となった。

「今よ!『拘束なさい!』」

「ガァッ!?」

飛鳥の一喝で鬼種化した木々が一斉にガルドへと枝を伸ばした。

これこそが飛鳥の持つ『威光』の新しい使い方『ギフトを支配するギフト』として開花させ始めた瞬間であった。
もともと飛鳥の『威光』とは、ほぼ手付かずの原石の才能で飛鳥の高い素養と意志が力と成り、無意識に様々な動植物や現象に力を与えていた。そしてその原石は長い時間を掛けて『支配する』という属性に傾いている事が昨晩の黒ウサギとの話で判明した。しかし飛鳥自身はこれ以上人間を操る力が強くなる事を拒んだ、そのため人間を操る力を強くすることなく、手短に強くなる知恵として教えられたのがこの『ギフトを支配するギフト』である。

如何に契約で身を守られていても木々から伸びたえ枝に両脇から圧迫され動きが鈍るガルド。

「グガァァァァァァァーーーーーーーー!!」

樹を振り払う様に絶叫を上げるがそれより早く、飛鳥の支配によって破魔の力を十全に発揮し光り輝く白銀の十字剣が、正眼に構えた飛鳥の手によって額を貫いた。

「ガァ・・・・ァァ・・・・・・」

十字剣の激しい光と、歯切れの悪い悲鳴を残し虎の怪物はその生涯を終えた。




「はぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」

ガルドを倒し気の抜けた飛鳥
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