DAO:ゾーネンリヒト・レギオン〜神々の狂宴〜
第十八話
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二刀が舞い、十字盾が輝く。
剛剣が大地を撃ち、妖槍が切り裂く。
龍翼がはためき、拳撃が穿つ。
巨剣と従剣が戦場を掻き乱し、大小二刀が踊る。
星を纏った細剣が煌めき、三つ巴の矢が空を切る。
そして武神の腕は世界を砕き、輝きの宝剣が時空を貫いた。
SAO時代のユニークスキルを使うグリーア達との戦闘が始まってから、はや十分程度。セモン達は、彼女たちの繰り出す技術に、やや追い詰められていた。
自分達と同じ技。しかし、彼女たちの方が明らかに上手。使い手が違うだけで、こうも変わるのか、という戦闘スタイル。
《二刀流》《神話剣》《妖魔槍》《舞刀》の相手はセモンとコハクが。
《神聖剣》《獣聖》《SOーTENNーKENN》《流星拳》の相手はハザードが。
そして、残る《太陽剣》《帝王剣》《星衝剣》《三日月弓》《武神六腕》には、シャノンがたった一人で対抗している。
「まさか……兄さんのスキルと、こんなところで戦うことになるとは……」
ハザードが顔をしかめて大剣を振るう。しかしその一撃は、悠々と純白の大盾に阻まれる。カウンターで叩き込まれるソードスキルを、翼を駆動させて回避するハザード。
「第一のユニークスキル、《神聖剣》。巨大な十字盾を操り、全スキル中最強の防御力を与える。また、盾による専用ソードスキルの行使が可能となり、攻防一体を示す。
習得条件は無し。自発操作による発動である。習得者は《聖騎士》ヒースクリフ。九十五層以降は別のプレイヤーに受け継がれる予定だった。
専用ソードスキルには《ゴスペル・スクエア》、《ガーディアン・オブ・オナー》《アカシック・アーマゲドン》などを確認済み」
《主》が面白がっているような顔で、しかし事務的な口調で解説する。
「このっ!くぅ………くそっ、届かない!」
セモンの繰り出した、《神話剣》用ソードスキル、《アラブル・クロス》…十字を描く二連撃…は、その交差された二刀に弾かれ、グリーアに届かない。
「第二のユニークスキル、《二刀流》。片手用装備の二本同時使用を可能とし、二刀による高速、高威力、多連撃の攻撃を放つ。また、攻撃用スキルと思われがちだが、二段ブロックによる防御も得意であり、防御用ソードスキルも確認済みである。
九十層以降は、長大な技後硬直時間と、厳格な発動制限を課される代わりに100に迫る恐ろしい連撃数を誇る《エクストラソードスキル》を与えられるはずだった。
習得条件はアインクラッド第五十層突破後、ある時点で最も反応速度の高いプレイヤーであること。習得者は《黒の剣士》キリト。
専用ソードスキルには《ダブル・サーキュラー》《スターバースト・ストリーム》《ジ・イクリプス》《クロス・ブロック》など
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