DAO:ゾーネンリヒト・レギオン〜神々の狂宴〜
第十八話
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攻撃を開始する。その腕には剣、斧、槍、盾……様々な装備が握られている。
「くぅ……ぅぅぅ……舐めるなぁァァァァッ!!」
シャノンが激高して、双巨剣を振るう。六つの腕はまるで自ら意志を持っているかのように、各々でその巨剣を受け止める。信じられない。シャノンの攻撃を、うけとめた。
「はっ……」
その時、セモンは得も言われぬ戦慄を覚えて、はじかれたように最後の一人を見た。
複合武器を構える、最後のグリーア。その剣は、リボルバーのような奇妙な土台を中心に、剣だけでなく斧、槍、なんと銃と思しき物体までもが、まるでブロックやSFモノのロボットの武器のように《合体》したものだった。
その中央の刀身が、光り輝き始めている。まるで、何かをためているかのように。
「『BATTOSAIの世界』における第四のユニークスキル、《SO-TENN-KENN》。その名は《装填剣》と《蒼天剣》を意味しており、第一の意味の通りに、専用のアイテムである《ベーシック・ギア》を中心に、様々な武器を《合体》させる事でオリジナルの武装を作り上げることができるスキルである。装填した全ての武器を同時に起動させて、《複合ソードスキル》というオリジナルの技を作れる点も特徴。
このスキルを十二分に活用するには、アイテム作成専用のユニークスキル《CREATE》が必要である。
九十層以降の得点はやはりなし。
習得条件は無し。この世界の『ゲームマスター』が、気に入ったプレイヤーに与えた。習得者は《機巧騎士》マキナート。
なお、第二の意味である《蒼天剣》は《蒼天を貫く剣》の意。それを象徴する技能こそ、前述の専用ソードスキルこと《複合ソードスキル》であり、使用武器によってはその威力を凝縮した強力な破壊攻撃を行うこともできるシロモノ。そう、例えば――――」
直後。
「セモンッ!避けてぇぇぇぇぇッ!!!」
コハクの悲鳴が響き。
セモンの視界が、真っ白に染まった。
「此の様にして」
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