DAO:ゾーネンリヒト・レギオン〜神々の狂宴〜
第十八話
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で、もう片方が強制的に与えられる。習得者は《太陽の帝王》シャノン。
専用ソードスキルの多くが両者複合で、太陽神の名をもじった物が多い。
……まぁ、キミがこのスキルを手にして、使いこなせたのには僕のお陰が大きいけどね。代替」
「黙れぇぇぇぇぇッ!!!」
《主》の言葉に、大きく反発しながら、シャノンが迫る攻撃を打ち払う。
同時に、セモンもまた、新たな刺客との戦いに挑んでいた。
踊るように、優美に、優雅に。長刀と短刀を逆手に構えたグリーアが戦う。
カガミが持っていたユニークスキル、《舞刀》。直接戦うのは、これが初めてだった。
アインクラッド時代、《トライツイスト》とはほとんど対面する機会が無かった。彼らと一番親しい《聖剣騎士団》メンバーはシャノンだが、そもそもセモン達は彼が《トライツイスト》と出会った経緯を知らない。
カガミ自身とは何度も話したし、一応は友人だったと思う。だが、彼の実力を見るこたとは、ついぞ無かったと言えよう。
故に―――
「スキルだけでここまで厄介だったなんて……」
――――知らなかった。
《舞刀》のグリーアの連撃は、一手前が分からないほど速かった。
「第七のユニークスキル、《舞刀》。長刀と短刀の二本の刀を使った、高速連撃が持ち味のスキル。大抵のソードスキルが逆手持ちで放たれる物であるがゆえ、逆手持ちに慣れていないと使いづらい。
九十層以降は長刀二刀流や短刀二刀で繰り出すソードスキルが追加される予定だった。
習得条件は『最もソードスキルの使い方が美麗なプレイヤーであること』。判定基準は不明。習得者は《剣能》カガミ。
専用ソードスキルは一撃一撃の威力が低い代わりに全てが二十連撃を超え、最終的に大剣ばりの威力を叩き出す、というもの。スキルディレイが恐ろしく短いというのも特徴のひとつである」
彼方でシャノンが、飛び散る燐光と、分裂する矢を相手に格闘するのが見える。《星衝剣》と《三日月弓》。シャノンはこれらのスキルの特性を知っていただろうが、それでも相手は彼女たち以外にもいるのだ。苦戦を強いられているらしい。
「第八のユニークスキル、《星衝剣》。細剣による二刀流で、多連撃ソードスキルを放つスキル。単純な一撃のスピードだけならば、全スキル中最速である。《二刀流》の使い手が細剣を使用した場合との相違点は、スキルディレイの短さ、連撃数の多さ、そして刺突技しか無いこと。
習得条件は『SAOで、ソードスキルに頼らず最速の一撃を繰り出せること』。この判定にはレベルが関与せず 、純粋なプレイヤースキルが求められる。習得者は《星の巫女》アルテミス。
専用ソードスキルは、《二刀流》と似通ったものが多い。
第九のユニークスキル《三日月弓》
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